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「個人経営のお店と電話が苦手」を克服したい!

個人経営のお店と電話は嫌いだがおいしいものが食べたい

「電話をかけるのも受けるのも苦手」という人は結構多いと聞きます。
私も、「知っている人と、定めた時間に、楽しく雑談する」のは好きです。
しかし、問い合わせの電話・仕事の電話・予約の電話は苦手で、いつも電話をかけなくてはならない際は心臓バクバクで、ぶっ倒れそうになります。
そして、個人経営のお店も苦手。値段の相場もわからないし、お店の人が不愛想だと傷つくし。
そんなわけで避けていた個人経営のお店と電話なのですが、新しいお店を開拓したい思いで訪れることにしました。

苦手克服のきっかけはサイクリング

私はサイクリングが趣味ですが、ただ走るだけではつまらないので今まで行ったことのないお店に行きたくなりました。
「これまで行ったことがない」ということは、必然的に目立ったチェーン店ではなく、ひっそりと個人経営しているお店が多くなります。
「苦手と言ってたら行くところがない」ので、自然と無理せず個人経営のお店に入れるようになりました。
こちらはわりとすんなり苦手克服できたように思います。

しかし、次の難関は「電話」です。
食べ物を扱う個人経営のお店の場合、破棄する食糧を減らすために、作る量を極力減らしたり注文を受けてから作ったりするケースが多いです。

そのため、お店に伺うと商品がないことも。
「電話注文してくれたらお取り置きしておく」「電話してくれたら作っておく」と言っていただくことが増えました。

内心「電話……嫌だな……電話するくらいならお店行くのやめようかな……」とまで思いつめるほど(大げさだけど、それくらい苦手)。
しかし、それではせっかく出会えたおいしい食べ物にありつけない!

ということで、先日、個人経営の焼き芋屋さんへ、電話をしてお取り置きしていただいた上で訪問しました。

※チャレンジは無理しすぎなくて良いと思ってます

新しいことへのチャレンジって、元気がない時にやるとあまり良い結果は得られないので、調子のよい時だけの挑戦で十分すごい!えらい!と思っております。
どうぞ皆さま無理なさらず。

セカンドライフを満喫する老夫婦との出会い

今回訪問した焼き芋屋さんは、70代のおじいちゃんが切り盛りしているお店でした。
どうやらおしゃべり好きの様子なので、ここぞとばかりに私もお話を聞かせてもらうことに。(電話は苦手だけど対面でのおしゃべりは好き)
とてもパワフルなおじいちゃん曰く、娘さんから「ボケ防止になんかやったら?」と言われて焼き芋屋さんを始めたそう。
コーヒーをごちそうになりながら、税務署から抜き打ち調査が入った話(もちろん、届け出や申告はしているのでなんの問題もなかったそうです)なんかを聞いていると、おばあちゃんも出てきて「ボケ防止で作っている」というアクセサリーをたくさん見せていただきました。
しかもプレゼントしてもらえることに。
とても繊細な作りで、かわいくてびっくり!
看板犬とも遊ばせてもらって、楽しい気持ちで帰宅しました。
(ちなみに焼き芋は、これまで食べた焼き芋の中でNO,1のおいしさです)

こちらの老夫婦と同世代の実父は50代で病気を患いあまり元気もなく、最近では目が良くないので1日中ゴロゴロしていて認知機能も怪しくなってきたので、世の中こんな元気な人たちもいるんだなぁなんて思ったり。
私は母を61歳で亡くしているので、カルチャーショックでもありました。羨ましい。夫婦揃ってこんなに元気だなんて羨ましい(2回言う)。

年齢の違う人と話すことってなかなか無いので、貴重な体験です。チェーン店では味わえないふれあいだなぁと思いました。
なんとも羨ましいセカンドライフです。

新しい価値観に触れていきたい

私は経験が浅く、視野が狭く、どうしても内向的に自分を追い詰める癖があり、周りの方からは「外に出て視野を広げて」と言われます。
外に出ていろいろな価値観に触れるとどのような良い影響があるか、まだわかりません。しかし周りの多くの人に言われるということは、私は世間知らずがだだ洩れているのでしょう。

今回の焼き芋屋さんのおじいちゃんと話したことで、同世代である私の父と発想が違うことを知りました。
父しか見ていなかったために、「70代の人ってこうでしょ」という偏見や思い込みが私の中で生まれていたんだなと反省。やっぱり視野は狭い。

このまま年をとるのは非常に怖いので、新たに訪問するお店を開拓しつつ、いろんな人のお話を聞けたらよいなと思います。

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