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『天気の子』から

友人がすごく面白いと言っていたので
最近DVD化した新海誠監督の作品「天気の子」を見ることにした

「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」

この不思議なキャッチコピーは、いろんな考えを秘めているんじゃないか
そんな事を物語を見終わって感じた、、

知っているか、知っていないか
これは視点や思考の大きな違いを生む

大人になると言うことは今まで生活してきた中で、
いろんなことを体験しながらいろんなことを知ってきた時間

その体験が、その人にとって全てで
その人の価値観を作りだした
いろんなことを体験して自分の価値観というものは出来上がっていく

逆に子供の頃は、新しい体験にわくわくしたり、不安になったり
心を動かしながら、過ごしていく
新鮮なことが多く
いろんなことを信じたくなるし、疑いたくなる

夢のような話も、子供の頃の方が強く信じることができた

人は大人になるたびに社会の生き方を学んでいく
今の社会で、うまく生きる方法を学んでいく
その方が楽に生きられるし、周りにも求められるから

でも、世界は本当は少しずつ変わっていて
それに若い人ほど順応しているのではないだろうか、、

力を持つ大人は、固まった価値観で
新しいことを受け入れることができない
自分の中の固い価値観で物事を見るようになってしまう

自分の中の当たり前が増えていって
その当たり前を自分で壊すことができなくなってしまうのでは

それが、いわゆる大人と子供の違いなのかも

、、、

もっとも、心が動いた場面がある
それは
子供である主人公の一所懸命な姿が、
大人の心を動かした場面
クライマックスに向かい穂高が必死になる場面

須賀「大人になれよ」

と言う大人の須賀さんに対して

帆高「あの人にもう一度会いたい!!」

拳銃を空に打ち、空気が変わる

警察や刑事の人が駆けつけ、大人の説得は続く
それでも、全く動じることなく
少年は迷わず突き進む
が、刑事の力に一度は捕まってしまう

ここで!

須賀「てめえらが、帆高に触んな!!」

今まで大人の姿勢だった須賀さんが刑事に体当たりをして
帆高を助ける

このシーンが一番グッときました

心を動かすって、
楽しい反面、しんどいことも多い
大人になると、そんなことを考えてしまう
「上手く生きる方が楽なんじゃないか」
でも、本当は心のどこかで心を動かして
必死になりたいって思ってるのかも

そして
その人のことをどれだけ知っているかで
その人が言うことへの感じ方は全く違うものになる

少年の帆高と、大人の須賀さん
一緒に共有した時間があって、共感するモノがあったからこそ
心が打たれた

共感するモノがない警察の大人たちは
自分たちの価値観の中でのやるべきことをやっていた

子供のままか、大人になるか
どちらがいいかはわからないけど

少なくとも僕は
心を動かしながら生きていきたい
今の自分の価値観も大切だけど、
新たな価値観に出会うのも楽しんでいく

自分が持っている当たり前は決して
全ての人にとっての
当たり前ではない
この事をいつも心に留めて

大人としての力をつけながら
いつまでも、新鮮な気持ちを持てる子供みたいでいたい

生活で体験する時間の中で知ったこと
人と共有した時間の中で知ったこと
どちらにしても、
知ることによって見える世界が変わる

たくさんの新しいことを体験し、
新たな人との共有する時間をたくさん作って
その時間を大切にしていこうと思う



まだまだ、いろんな場面で感じたことがあります
誰かと、天気の子についてもっと話したい笑

最後まで読んでいただきありがとうございました



アマゾンは最新もののレンタルもやってるみたいです
ちなみに僕は購入しました笑 

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目標は学校を作ること人を活かす学校を作りたいです。最近はいろんな人とコミュニケーションが取れる方法を考えています。何かこれから生きる人に残せるモノを作りたいと思っています。