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新卒デザイナーの採用担当がポートフォリオを見て好印象なポイント

サイボウズ株式会社で、新卒デザイナーの書類選考や面接を担当しているKazuMaxです。

今回は、いろんな新卒デザイナーのポートフォリオを見る中で、良いと思ったポイントについて話したいと思います。

内容的には、イベントでよく話すことをまとめる感じですw


ポイント1:デザインプロセスが載っている

サイボウズでは、ほぼ必須級ではあるんですが、意外とないことの多いのが
「デザインプロセス」です。

ポートフォリオに「デザインプロセス」がない学生の多くは、制作物のコンセプトと価値、機能が書かれた、サービスの紹介が多いと思います。
もちろんそれ自体が悪いと言うわけではないのですが、サイボウズではそれだけでは足りません。
と言うより、そこ以上に見たいのが「デザインプロセス」です。

デザインプロセスとは
かんたんに書くと以下のようなものです。

  • どのようにユーザーを理解したのか

  • ユーザーからどのように課題やニーズを探ったのか

  • 課題やニーズからどのように価値(アイデア)を導き出したのか

また、以下のプロセスもあるとさらに良いです。

  • デザインしたモノをユーザーにテストできているか

  • テストからどんな改善を見出せているか

ちなみに、学生と話していると、
「デザインプロセスを載せると情報が多くなって見にくくならないか?」
といった質問を受けますが、そこもデザイナーの力の見せ所だと思います。

実際にめちゃめちゃ細かなプロセスを踏んでいるけど、よみやすいポートフォリオはあります。
ぜひ、そこもデザインしてみて欲しいところではあります。

ポイント2:ポートフォリオもデザインされている

ここも結構忘れている学生は多いと思います。
「ポートフォリオ=作品集」ではありますが、作品をただ並べているポートフォリオと全体をデザインしているポートフォリオとでは、印象が大きく異なります。

作品まとめができるツールが悪いわけでも、それを使ったからといって、評価が下がるわけではなく、
どう見て欲しいか、などをデザインした上でツールを考えるのが良いと思います。

余談ですが、共有リンクなどで共有する際は、ブラウザのシークレットモードでもそのリンクで閲覧できるかは確認して欲しいです。
時々、アクセスできないことがあります。
(探せるものは探しますが)まじでもったいないです。

ポイント3:自分のデザインを見直せている

デザインプロセスに共通する部分ですが、デザインして終わるのではなく
デザインしたものをユーザーに評価してもらったり、
誰かにレビューしてもらったり、
しているのも載せてあると好印象です。

評価だけではなく、そこから何を改善したか、どう改善したか(したいと思っているでもOK)、も書かれていると好印象です。

なぜ好印象なのかというと、サイボウズの製品はリリースしたものをなん度も検証し直し、課題を見つけアップデートし続けているので、
新しくものを考えるだけではなく、そういった改善ができたりする素養が見えるとより親近感を湧きます。

ポイント4:何を学んだかがある

見直しだけではなく、プロセスの中で学んだこととかも書いてあると好印象です。
どういったことに気づけるのかなども見えますし、学んだことを言語化できているだけでも次につながるので、それができているということが感じ取れて好印象です。

ちょっとしたことでも書かれているだけで、印象が変わるのでおすすめです。

最後に

これはサイボウズの新卒デザイナーの採用に限ったお話です。
企業により重視するポイントは変わってきます。

ポートフォリオをデザインするにも含まれますが、自分の行きたい企業がデザインという大きな枠の中で何を大切にしているかはしっかりリサーチし考えると良いと思います。

デザイナーによっては、ポートフォリオのレビューをしてくれることもあるので、時間があるのであれば実際に見てもらうとどういったところを見てるのかわかって、よいと思います。

サイボウズに興味のある学生は、自分で良ければTwitterでぜひDM送ってみてください。

https://twitter.com/ka3zu1ma10


ご応募お待ちしています

採用情報

インターンの二次締切は2023年6月19日(月)23:59まで

紹介資料

サイボウズ デザイン/リサーチ


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