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映画のチラシを断捨離

あまり映画館で映画を観ないんですが、そのせいなのかこれまで観に行った映画のチラシやチケットが捨てられません。

デジタルチケットになった今はそのあたり大変助かっています。紙がないなら溜まらないからね!いっそ映画館に置いてるチラシも撤去してくれれば・・・・・・(オイ)。

ということで、頑張って断捨離をするために手元にあるフライヤーと映画の思い出を綴ります。
思い出をメモすれば物体そのものは捨てることができるはずだ。



THE有頂天ホテル(2006)

我が家においてもっとも長く保管されたチラシ

私は新選組!から三谷作品に入ったクチですが、劇場作品を観たのはこれがはじめてでした。
まだわりと子どもだったので、レイトショーを親と一緒に観に行った記憶。
このあと、『ザ・マジックアワー』から『記憶にございません!』、『清須会議』から『鎌倉殿の13人』に至るまで、三谷作品にはかなり長いスパンで触れている。『真田丸』あたりは大河ドラマ自体を観ていなかった時期なので、地道に観ていきたいなと最近思ったり。
子どもの頃は、テンポの良いセリフやギャグが面白くて観ていたけれど、歳を経てくるとそのなかで急にやってくるシリアスな展開や長編作品での伏線回収の見事さも魅力だと感じるようになりました。
ただし、やっぱり人を選ぶみたいですが(鎌倉殿も結構批判ありましたよね)。まァ、私はずっと好きです。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009)

どちらかというとハリポタは原作派だ

ハリポタは秘密の部屋以来、毎回映画館に足を運んでいた作品でした。
ただ、ある程度自分で文字が読めるようになってからは圧倒的原作派(*)になってしまったので、謎プリあたりからは正直映画では物足りないと感じていたのも事実。とはいえ、アラン・リックマンをドでかいスクリーンで観たかったのだ。
しかし、謎のプリンスって確か上下巻だったと思うんけど、ゴブレットや不死鳥にもいえることだがあの分量を映画1本で映像化するのは厳しいよ。死の秘宝を分割したのは英断だったと思う。
いまだに原作を周回する作品なんですが、いつか原文に手を出せたら・・・・・・と思いながら10年以上経ちます。最近は少しでも原文に触れたいと思い、YouTubeでバタービスケットを観ています。

*英語力のなさゆえ原文までは手を出せていませんが、翻訳に関する賛否はそれなりに把握してます。映画と比較しての原作、という意味であの翻訳が良かったという意味ではなく・・・・・・(議論が活発なジャンルですよね)

キングスマン(2015)

西洋チャンバラ大好き

コリン・ファースが好きだ。
ラブアクからモネ・ゲームまで、それなりに観た。真珠の耳飾りの少女とかドリアン・グレイだって観た。ハンサムなのにやべぇ役が本当に似合う。
キングスマンは私好みの西洋チャンバラのようだし、映画版TTSS(裏切りのサーカス)でジム役だったマーク・ストロングも出演すると知って絶対に映画館で観たかったのだ。TTSSでは最後アレな感じだが(ネタバレなので詳細は書きませんが)、キングスマンはエログロギャグっぽいしハピエンだろ。
・・・・・・と思ってたら今度もコリン・ファースは左目をやられて召されてしまった。なんでや。
映画は面白かったです。

007 スペクター(2015)

レア・セドゥが観たくて映画館行った

アデルは観てなかったんだけど、レア・セドゥは前から気になっていた女優さんでした。カジロワのエヴァ・グリーンといいヴィオレッタのアナマリア・バルトロメイといい、フランスで活躍する女優さんは素敵な方が多い。
ダニクレの007はカジロワとスカイフォールを観ていたから、それなりに話にはついていけた。ショーン・コネリーもティモシー・ダルトンも観てなかったくせになんでいきなりカジロワからボンド観てんだよといわれれば、それはマッツが出ていたから・・・・・・・。
期待通りレア・セドゥがとても素敵だった。
ノー・タイム・トゥ・ダイは映画館へ観に行けなかったのだけど、、、アマプラでレンタルするかなぁ。

SHERLOCK 忌まわしき花嫁(2016)

沖縄でも上映していただいて感謝しかない

SHERLOCKはテレビシリーズずっと観てた。
もともと小学生の頃に児童書でホームズは読んでいたのでとっつきやすかったのよね。テレビシリーズは現代版を銘打っていて、とてもハイテクでスタイリッシュな展開を観ることができるんだけど、ヴィクトリア朝な衣装に身を包んで古のロンドンを闊歩するホームズ&ワトソンもかっこいい。
正直沖縄で上映されるとは思ってなかったので、上映一覧にサザンが入っているのを観たときは歓喜した(サザンはものすごく遠いが良い作品を上映してくれるので足を運ぶ回数は多い)。
ちなみにこの作品に関しては特大版のポスターが2枚ほど手元にあるので、チラシは思い切って処分。。ポスターはでかすぎるので貼りどころがない。しまっておこう。

ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生(2016)

ジョニデルバルドも好きだったよ

ハリポタ作品にジョニデが・・・・・・!?
1作目からファンタビ映像化とか以前に、むしろそっちが気になっていたのだ。
ジョニデは好きだ。パイレーツオブカリビアンはだいたい観ていたし、ティム・バートン監督作品もかなりの数を網羅していたから。
ゲラート・・・・・・その昔にダンビーが惚れたというパツキン美少年ゲラート(だったらしい)をジョニデが。どうしてもジャック・スパロウとか白塗りのイメージが強いので果たしてハリポタ世界に馴染むのか?と懸念もしてはいたが・・・・・・これまでハリポタ作品にはいなかったパンクでロックな感じでイカしたグリンデルバルドを猟奇的に演じていて結構面白かった。
ハリポタ世界において、ヴォルちゃん登場以前の時代というのはグリンデルバルドがむちゃくちゃ恐怖の対象だったわけですよね。「これまでにないすごい残忍でぶっ飛んでる恐怖の擬人化」みたいな悪の魔法使いを、ジョニデルバルドは見事に表現していたと思う。それを考えると降板は残念だったし、ハリポタ作品で演技をするジョニデをもっと観ていたかった。

ドクター・ストレンジ(2017)

何枚チラシ取れば気が済むんだ

現代版SHシリーズを視聴して以来、ベネディクト・カンバーバッチ出演作品はとにかく観まくった。
私はマーベルに疎いのだが、これはベネとマッツが出演するということで、とりあえずウィキでマーベル作品や世界観について一通り予習して映画館へ向かった。結構マーベルよくわからない人もついていけるように作った感じするなと思う。空間が捻じ曲がる壮大なアクションを大きなスクリーンで観るのはやはり迫力が違う。しかも3Dだった。ベネとマッツは通常運転だったのはさておき、ティルダ・ウィンストンがとても素敵だった。なんか性別超えてるよね・・・・・・。
しかし、ベネはどんなクズや落ちぶれた役をやっても、妙な育ちの良さ感が垣間見えてしまうんだよなぁ。いや、そういうところも良いんだけど。

キングスマン ゴールデン・サークル(2018)

眼帯コリン・ファースがビルを彷彿とさせる

コリン・ファースが左目に眼帯だと・・・・・・?
生きててくれてありがとうハリー。
左目を負傷しているうえにマーク・ストロングとの共演は映画版TTSSを彷彿とさせるので、なんだかバッドエンドが頭をよぎる。いや、TTSSがバッドエンドな話であるということではないのだが。

話はしょっぱなから容赦がない、というか慈悲とかないのかこの世界は。
相変わらずのハイスピードエログロギャグで爽快()だったしアクションもかっちょよかった。1作目のときから思ってたけど使用楽曲がセンス良いよね。
しかしせっかくハリーが復活したのになんたってお前は地雷を踏むんだマーリンの髭!
ちなみにキャスト総入れ替えだったファーストエージェント(2021)は観てないのだが・・・・・・面白いのかな。

美少女戦士セーラームーンEternal 前編(2021)

なんだかんだコロナ禍でも映画は観に行っていた

セーラームーンは私の人生のバイブル。
90年代のアニメも好きだが、コミックスが擦り切れるほど(擦り切れてはいない)原作を読んでいた身としてはやはり漫画版に寄せた映像化というのは嬉しいもの。
作画やファッションのセンスはやはり90年代アニメに勝るものはないと思うんだけど、原作でのうさぎ&まもちゃんや守護戦士&美奈子のやりとりや感情の揺れ動きが丁寧に再現されていて嬉しかったです。原作だと、うさぎ含めた登場人物たちは結構シビアで激しい感情を内側に溜めていて、そこに話をフォーカスしたときのシリアスさは案外90年代アニメでは描かれていなかったなと思う。
主題歌の「月色 Chainon」は武内先生が作詞されてるだけあって、とてもセーラームーンらしさが溢れている曲。これだけ時を経ても、良い意味で変わらない世界を私たちに魅せてくれる作品はとても貴重だと思います。
映画鑑賞に付き合ってくれたお友達、ありがとう。

DEEMO サクラノオト(2022)

シール(画像右)は取っておくことに

ちょうどDEEMOをエンディングまでクリアしたタイミングで映画化が発表されたので、これは観に行かねば、と思い上映劇場を検索したらやはりサザン。遠いけど行くしかない。
ということで公開から3日後くらいに行きました。
コロナ禍のせいもあったのか、はたまた作品がマイナーだったからか、早朝のシアター内の観客は私ひとりで貸し切り状態。思う存分、自由気ままに鑑賞できました。
ゲームの内容をオリジナル展開で補完しつつも、世界観を損なわないような楽曲と映像美でした。
ただ、まあ、ひとつだけないものねだりをすると・・・・・・。
ゲームでエンディングいった方はご存じかと思いますが、DEEMOの現実世界って台湾がモデルなので、、、劇中では舞台となっている地域ががっつり日本という表現はされていないのですが、回想場面に夏祭りっぽい光景出てきたときに「あ、、日本っぽ」と思って、ちょっと、ちょっとだけ物足りなさを感じてしまった。
ちなみに私は砂時計を購入したので、ゲームはかなりのスパンで周回している。

ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密(2022)

マッツデルバルドを大画面で観たくて

ジョニデ降板のショックからさらなるマーリンの髭。
グリンデルバルドがマッツ。

え、マッツ???

もう少しジョニデに寄せたタイプのキャスティングをするかと考えていたのですが思い切ったな、と。まァ、ジョニデに寄せるって無理だよね。無二唯一じゃんね。
マッツは好きなんけど、あの衝撃的なタイプのジョニデルバルドと比較すると、マッツの演じ方というのはある程度予測ができるので「いつもどおりだったな~」という感想で終わりやしないかと一抹の不安。これまでマッツ作品を観すぎていたため、マッツ過多な状態に陥っていたのだ。

とはいえ、マッツである。
そんなつまらない演技をするはずがなかったのだよ。
馬鹿な私。

正直、この話にはジョニデじゃなくてマッツのほうが合っていただろうなと思った。死の秘宝でほんの少しだけ言及されている「ひと夏の思い出」を引き摺り続けるふたりのおっさんをあれだけ表現できたのは、ジュード・ロウとマッツの組み合わせだったからだろう。YuouTubeやアマプラで無料公開されている冒頭10分の喫茶店のシーン。あれにすべてが詰まっている。
ちなみにマッツが何気なく醸し出してくる「歳下のボクちゃん」感、好き。そういえば弟だもんね。。

いうなれば、ジョニデのゲラートは、ニュートやその他大勢の魔法使いからみた「闇の魔法使い・グリンデルバルド」で、対してマッツはダンビーの心にこびりついて離れない「かつての想い人・ゲラート」なんだと思う。
ジョニデの降板は残念だったけれど、結果的にこの両者の対比はとても面白いものになったし、何よりマッツはセクシーだったので良しとしよう。

***

ということで、11枚のチラシを処分することができました。
書き記すって大事ね。

そして気づいたんですが、映画のチラシよりも美術展や琉球芸能関連の公演リーフレットとかのほうがはるかに多い。全然捨てきれない。

断捨離は続くのであった・・・・・・。

おしまい。

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