公共事業が日本を救う
現代文明社会の中では、「人」は「コンクリート」の中で、「コンクリート」に守られつつ暮らしている。
この現実を忘れて、地震防災などできるはずもない。「コンクリート」を適切に強化することを通じて、初めて我々は、弱々しい存在ながらも、巨大地震という自然の猛威に対して立ち向かう術を得ることができるのである。
事実、我々はその危機に立ち向かうための「技術」を持っている。阪神大震災以降、耐震のための土木技術、建築技術は大きく進歩している。そして、我が国は経済不況の現時点においてもまだ、他国には真似のできないほど大きな「財政力」を持っている。
今足りないのは、そうした「技術」や「財政力」をもってして、強力に耐震強化を図ろうとする「政治判断」だけなのである。
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