きれいめがトレンド？WEARで確認するファッショントレンド

突然ですが、みなさんは、どうやって服を選んでいますか？
私は、これまで、何万回と服を着てるのに、正解がわからないです。
「服に正解なんてあるか、自己表現だ！」と言われれば、そのとおりですが、よく悩みます....
一方、おしゃれな服って、みるだけで、テンションがあがり、幸せな気分になります(*^^*)
そんな、ファッションって、悩ませてもくれ、楽しくもさせてくれるので、不思議だなー、面白いなー、もっと知りたいなーという思いで、今回、初投稿します。

本投稿では、大好きなファッションコーディネートアプリ「WEAR」のデータを使って、ファッションに関する、時系列トレンドを掴んでいきます。「WEAR」は、ZOZOが運営する、ファッションSNSアプリで、ユーザはコーディネートを投稿でき、いいな、と思ったアイテムを、ZOZOTOWNで購入することができる、「SNS x EC」を体現したアプリです。投稿ユーザは、20代前半が約50%、20代後半が約30%と、20代が中心で、これまでのコーディネート数は、1,000万を超え、1,400万ダウンロードを超える、素晴らしいアプリです。

そんな「WEAR」の一部をスクレイピングさせていただき、いくつかの観点でファッショントレンドをみていきます。

利用データ
・過去に10～3,000のコーディネートを投稿している、フォロワー数100以上の女性ユーザから、ランダムに3,000人を抽出
・抽出ユーザの過去に投稿したコーデイネートのうち、「ワンピース」「オールインワン」「パンツ＋トップス」「スカート＋トップス」のいづれかのパターンのコーデイネートから、10万コーディネートをランダムに抽出

カテゴリは、ZOZOTOWNのカテゴリ分けを利用しました。

トレンドを確認する際、春夏秋冬を、次のとおり分けています。
・春：3月 ~ 5月
・夏：6月 ~ 8月
・秋：9月 ~ 11月
・冬：12月 ~ 2月

カテゴリトレンド

まずは、コーディネートのカテゴリ利用率の変化を確認します。よく議論にでる、「パンツ派 vs スカート派」をデータで確認します。

・2017年〜2018年にかけて、パンツスタイルが、減少傾向も、2019年から回復傾向
→ 周期性？！
・ワンピースとスカートは、逆の関係になりやすい（一方が増えると、他方が減る）
→ パンツスタイルではないので、当たり前？！
・暖かい季節はワンピース優勢、寒い季節はスカート優勢
→ ワンピースは長袖が少ないので、寒くなるとスカート + トップスの組み合わせのほうがやりやすい？！

タグトレンド

次に、ユーザがどのようなテイストを探しているか、を確認するために、コーディネートに付けられているタグを利用して、トレンドの変化を確認します。

・「季節 x コーデ」が多い、冬コーデは浸透していない？
→ 冬のおしゃれをどうするか？はポイント？！
・「大人カジュアル」「シンプルコーデ」「カジュアルコーデ」の３つは、季節、年代によらず、上位を占める
→ WEAR利用者、20代女性の気になるコーデ
・2016年〜2017年は、「デニム」や「ワイドパンツ」など、具体的なアイテム名のタグがランクインし、2018年以降は、「ゆるコーデ」「ラクチンコーデ」など、雰囲気、まるっと感のタグがランクイン
→ アイテムで探すのではなく、全体感で探すようなトレンド変化
・「きれいめカジュアル」
→ 最近のトレンド？！
・春と夏は「休日スタイル」
→ 春と夏は、平日と休日のメリハリをつけたい？！秋と冬はコーデイネートの差をつけにくい？！春と夏はオンとオフを服でつけやすい？！

ブランドトレンド（服）

ブランドにどのような変化があるのか？確認します。

・「GU」、「UNIQLO」は安定して強い
→ 特に、秋冬は、複数枚着るので、ワンポイントで使いやすい？！
・「ZARA」、「Ungrid」は下降傾向、「LOWRYS FARM」、「Samansa Mos2」は人気上昇中
→ ブランド人気にも波（流行）がある、運営会社の業績にも影響？！
・「earth music&ecology」は、2017年から急上昇、2019年に入り下降傾向も一定の支持を維持
→ CMの放送時期と関係ある？！

ブランドトレンド（靴）

・「CONVERSE」は安定の人気（特に冬に強い）
→ 定番感が強い？！
・「VANS」、「Dr.Martens」は冬に強く、「Teva」は夏に強い
→ ブーツやサンダルなどの季節性に強いブランド
・「LOWRYS FARM」が上昇中
→ 服の人気を起点に、服とのコンビネーションがうまくいってる？！

いかがででしたでしょうか？
今回は、トレンドの全体感を意識して、調査しました。
パンツスタイルがメインで、UNIQLOやGUを一定割合使い、シンプルでカジュアルで大人なスタイルを探すといった、主流の大きな流れは強いですが、一部のブランドが衰退し、新規ブランドが人気になり、きれいめを探すようになったり、一部のユーザの変化を垣間見ることができたと思います。

それでは、また次回。
どこかで投稿してみようと思います。