見出し画像

日本三大酒場の一つ

太田和彦氏が定めた日本三大酒場とは東京月島の岸田屋さん、大阪阿倍野の明治屋さん、そして和歌山県の南紀白浜の長久酒場さんと称されているようです。

白昼に通りかかった大衆酒場・長久の屋号。
緊急事態宣言も明け、酒場が恋しくなってきたではありませんか。
昼は存分に白良浜のビーチに浸り、16時にあがる。
17時に翌日の熊野古道へ移動する為、宿主さんがお迎えに来て下さるのでホテルへ荷物を取りにと戻ろうとした時、ふと長久さんを思い出す。
調べたらなんと16時開店。
突入せよ!大衆酒場です。

急足で向かい、戸を開けたら見事なコの字カウンター。
自然と顔が緩み、微笑む私がいる。

さっとメニューを見て、お聞きし飲み物は和歌山県の酒造、中野BCさんが作る同名の日本酒長久。
名物のウツボ焼き、おでんの大根とちくわを注文。
お通しと共にまずは長久を一口。
パッと心身が解放されていくこの感覚。
たまらない。

カウンター並びには離れて地元の方がいらっしゃり、軽くご挨拶と店主にざっくりこうして来た経緯をお話し。
ウツボ、正直グロテスクでどうしようかと思いましたが名物好き。食べておくべしと、大正解でした!
肉厚と皮目が香ばしく、クセもさほどない。甘醤油を軽く付け、かみごたえを楽しむ。至福。
おでんがまた程よい煮込みに味がしみしみ、心にも沁みる。一年中頂けるのがあり難きこと。

滋養強壮し、鼓動が止まらないよき状態に。熊野古道へ向かうエンジンがかかりました。
復活、おやじ香る徘徊酒〜🍻

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?