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【マルタでだるまはどうでshow〜深夜にナンパはしてないでせう〜】


落とし物からこうなるとは。
そんなんある話だっちゃ、ではそれまでなんですが。厄年寅女には沁みたので綴ります。

マルタへ帰り、早めに切り上げた音楽フェスからステイ先へ。
国民的ビールCISKのflavor beerCHILLシリーズで一休み後。
昼間に首都Valettaにて、ふとアナザースカイ風な写真を撮ったのを思い出し、ステイエリアのSliemaでも撮っておこう。
アナザーホームと名付けるか、かなりお気に入りなのです。

マルタステイもラスト1週間。大切にしようと、1分で海沿いへ夜風と夜顔を見に来た。
通行の方に撮って頂いた後、ベンチに猫ちゃんが御座りに。となりのベンチが空いていたので腰掛けることに。
行き交う人、キックボード、ピザ箱を抱えた人、走ってる人、、、誠にエネルギッシュでこの光景もなんだか好き。

ふと左耳に手を当てるとピアスが、ないっ!(バックピンなくて平気なタイプも耳たぶ分厚いんだし、油断であった)
チェコで購入したばかりなのと、ときめきに海外での買い物の希少価値。作り手の方が素敵であったことを即座に思い出す。

対した移動距離はないので足跡を辿る。
1周し、うーむ見当たらない。
2周目で見つからなかったら暗いし、明日の朝探そう。
すると近くのベンチで休んでいた青年がWhat happened?と声をかけてくれた。
探し物はなんですか〜?
Dropped earrings.
見つけにくい物ですと〜。
ステイ先は近いし明日の朝探すから大丈夫です、ありがとうと伝える。

するとどんな形?どのあたり?高価な物?など質問されながら、一緒に携帯で明かりを照らし捜索開始。
Where are you from?
海外の方とはこの一文からコミュニケーションを取る事が多い。
セルビアの彼、ジャパンの私。
ジャパン!好きなアニメがあるよ、ドラゴンボール!!
おぉっ!おらっ悟空などなど話が弾む。彼の上半身は美しく鍛えられていて、トレーニング後の一休みだったのか。何かスポーツしてるの?と尋ねると、フットボール!
海沿いの鉄棒エリアを利用後で、マルタのセミプロリーグに所属しているとのこと。
話をしながら探す姿に、優しさに有難たきと申し訳なさとで切り上げようと伝える。
thank you!に対して、
日本語は、ありがとうでしょ!と返してくれた。ドラゴンボールにフットボール。ボール、丸、脳裏にだるまが登場。
ベンチへ戻る彼を見送るはずが、まだここにいるかな?5分、いやっ3分で戻るから少しだけ時間ある?と伝えるとok!

ダッシュでステイ先へ、白塗りと私自身がペイントしたドラえもんを持ち、カムバック。
夜も更けるので、手短を念頭に。
ドラえもんは知らないようだ。
他の方のだるまペイントの様子を見せて(僭越ながら、怪しい者と売り付け・押し付けでは断じてないことを、毎度カタコトの日本人はお伝えしている)
だるま説明カンペを差し出し、暗いのでもしよかったら、時間あるときにオリジナルでペイントしてみてねとお渡し。
自分では描かないの?と言われ、私は一人一人のオリジナルを描いている様子がとても好きなのと伝えた。
ドラゴンボールからお互いの国のスポーツ、私がなぜマルタに来たのかなど会話のキャッチボールもしつつ、そうえば君の名は?と尋ねるとogiさん。
年齢は?若いと思っていたが18歳だった。
名前はよく漢字に変換し記入させてもらっているが、無性に書きたい衝動に駆られた。
街灯で照らされた明かりでogi→扇。
ドラゴンボールの星を書かせて頂く。
左目入れはご自身で。

扇の意味は末広とも言えるし、開いた時に先端が広がる。これから世界へ羽ばたく彼にぴったりだと思う。
ドラゴンボールのマークの星も、まさにスターだ。

最後に連絡先を交換。インスタはいまいち機能していないようだし、もしかしたらあまり乗り気ではないのかもしれない。
what'suppは?と聞かれ日本ではLINEのようなアプリを交換。こちらは私の方がいまいち機能していないかも。

海外に来て最近思うのが、繋がりってつくづくいろんな形がある。
住む場所などの距離が近かろう遠かろう、メールやSNSで連絡を取るのは手段の一つ。
一期一会のような時は、お互いの空気感に任せればいい。
繋がってそこから交友や仕事が絡むと、また話しは別かもしれないが。
シンプルにまた会いたいなって人や.会うべく人とは御縁で、いつかどこかで会えるかもしれない。
予定調和のない次のリアルを楽しみに、心から彼の活躍を願い、世界のどこかで。
全身で夢を応援します!

※余談でドラゴンボールのポタラは、界王神が持っている1対のイヤリングを、2人の戦士が身に着けることで行う合体がある。
落とし物がピアスであったのはたまたま。フュージョンしたいのではないよ、とお言付けしたい。

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