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社交性と親密性

「社交性」と「親密性」をテーマにした資質理解講座に参加しました。筆者はどちらも下位(社交性33、親密性27)なのでひたすら聞き役でした。

こんなことがわかりました。

1.「内省」は聞き役に回ると資質が生かせる。
  筆者の1位資質は「内省」。この資質はとにかく考えます。考えて考えて本質をつかみ、腑に落とせるとしあわせな資質です。そして考えるときは沈黙が重要。喋りながら考えをまとめていける「コミュニケーション」とは真逆です。今回は聞き役に徹することができ、自分にない資質の理解を深めることができました。
2.「社交性」は「共感性」で代用できる。
「社交性」の資質を上位に持つ人たちの話を聞いていると、あれ?私もけっこうできてるぞ???と思うところがありました。知らない人たちがいる集まりに出かけ、隣に座った人と気軽に話し始めることができる。社交性の人たちと違っていつもそうするわけではないのですが、やろうと思えばできる。このときは「共感性」を発揮しているのだなとわかりました。
3.意外にも社交性の人たちは「人に嫌われること」を恐れている。
  誰とでもすぐに打ち解けて話せる社交性の人たち。人が好きなんだなぁ、人を怖がらないんだなぁと思っていましたが、「人に嫌われるのがとても怖い」という話しがけっこう出たのが意外でした。
4.社交性の人たちにも「親しい人」と「そこまで親しくない人」の切り分けがある。ただしこれを表に出すことはなく一見同じように対応しているため、「ここまで親しくなれた!」と勘違いされることが多い。
  これも聞いてびっくりの一面です。社交性の人とは距離感が一気に縮まるので勘違いしがちですが、彼ら・彼女らにとっては「たくさんの知り合いの一人」でもそのような距離感で接するのが普通のようです。社交性が下位であればあるほど勘違いしてしまいそうです。とはいえ、社交性の人たちの振る舞い方が悪いというわけではなく、そうなんだーと思っておくのがいいかも、ということです。
  では社交性の人には特に親しい人はいないのか?というとそうでもなくて、本人の中では切り分けはあるようです。しかし接し方が変わらないため外からはわからない。これも勘違いを生む一因になっているようです。
5.親密性の深さは内省の深さに通じるものがあった。
  ひるがえって親密性の方のお話を聞くと、この深さは内省に通じるものがあるなぁと感じました。
6.親密性のキーワードは「信頼感」
  人との距離をすぐに縮めることができる「社交性」と違って「親密性」の扉はなかなか開かないのですが、回数が重なると少しずつ開いていくことがあるようです。
  このときのキーワードは「信頼感」。信頼できる相手とは深く長いつきあいになるようです。これは友人関係だけではなく、たとえば行きつけの店には何十年も通い続けているとか、本当にいいと思ったものだけを周りに置いておくといったことにもつながります。また同じ職場でそういう人が見つかった場合、その人が転職してもつながりは変わらないとか。
  実は筆者は自分の親密性の順位(27位)に今一つ納得していなかったのですが、このようなお話しを聞いて「ああ、違うんだな」とわかりました。筆者の場合は「今ここ」に生きる「適応性」が上位なので、つながりの場がなくなればつながり自体も終わってしまうのです。切るのではなく、当たり前のようになくなるのです。
7.社交性はその場が楽しく過ごせればOK。
  社交性の人はたとえば2回目に合った時に「前にこんなお話をしてもらって楽しかったですー♪」と言われても覚えていないことが多い。「コミュニケーション」の資質も上位だと特にそんな感じでしょうか。あるいは「え、そんなに仲良くなったつもりはないよ?」と戸惑ったりするみたいです。
8.社交性も親密性も上位の人が意外といる。
  大勢の人とすぐに打ち解けて話せる「社交性」と、1対1の深いつながりを大切にする「親密性」。一見真逆のようでありながら、どちらの資質も上位にあるという方が意外と多くいらっしゃいました。
9.人とのつながりは社交性で横に広がり、親密性で縦に広がる。
  両方の資質があれば人とのつながりが縦横無尽に広がるのだなぁと感じました。どちらも下位の私は羨ましく感じるかというとそうでもなくて、ないものはない、私は「内省」で自分を深く掘り下げていけばいいのだ、と思いました。
  資質にいいも悪いもないし、下位資質も上位で代用できると思っているので、他をうらやむことも自分を卑下することもありません。
10.社交性は自分対他者のみならず、他者同士をつなげることもできる。
  9とも関連しますが、社交性は自分のつながりを広げるだけではなく、自分を介してAさんとBさんを結びつける媒介の役目を果たすこともある、ということでした。資質を強みとして使う一例だと思います。

とても深い学びになり、幸せでした。これも「内省」のおかげかな。

解説だけではよくわからなかったり表面的な理解にとどまってしまうことも、その資質を上位に持つ方のお話を聞くことで、なるほど、そうなのか!とわかることが多くありました。

このような場を用意してくださった、ストレングスコーチの知識茂雄さんに感謝します。そしてこの場を見つけて参加を決めた私もエライ!と自画自賛したいと思います^^;

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