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【詩集】想イノ欠片タチ

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つきの、のカクヨム公開詩集の中から選んだ一篇にイラストや写真を添えたものを集めました。 随時追加中。
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#イラスト

「拙」

たとえ其の形 どれだけ拙(つたな)くとも 往こう その最期の瞬間(とき)まで この魂と共に。 …

つきの
3年前
19

「prayer(祈り)」

皮肉なもので平凡なありふれたシアワセを 誰よりも欲しているニンゲンにほど 運命のカミサマは…

つきの
3年前
23

「わたしとわたし」

ひとりごとが増えて ひとりごとで会話する ひとりだけどふたり わたしとわたし 落ち込むわた…

つきの
3年前
25

「この道の果て」

むかし わたしがまだちいさかったころ おばあちゃんと おとうさんと おかあさんが そこにいて…

つきの
3年前
25

「断捨離無惨」

一度手に取ったものを 放り出すことなんて いくらでもあるだろう 思ったのと違ってた、とか …

つきの
3年前
17

「灯台守」

自分さえも こんなに思うにまかせないから まして君には伝えきれないことばかり もどかしくや…

つきの
3年前
10

「胸の穴」

想い出ならば持っているのに 何故この胸は寂しがる 贅沢者め!と叱ってみても 涙の痣をつけたピエロが 泣き笑いしてお辞儀する 見ればポッカリ胸の穴 いつの間にやら広がって 両手で覆いきれぬほど 途方に暮れた顔をして ピエロがわたしを見つめてる わたしがピエロでピエロがわたし 顔を見合わせ掌合わせて 滑稽すぎる化粧を落とせば 残るはわたし一人きり わたしがわたしを見つめてた 想い出ならば持っているのに こんなに沢山持っているのに 塞ぎきれない胸の穴 おどけたピエロももういな

「嘘」 つきの

淋しさに気づいちゃいけない
涙は枯れさせたままでいい

傘など初めからなかった
土砂降りも いっそ心地いい

夜は目隠し鬼

誰も捕まえないで


【詩集】月の道標 より

つきの
3年前
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