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たとえ其の形 どれだけ拙(つたな)くとも 往こう その最期の瞬間(とき)まで この魂と共に。 …
皮肉なもので平凡なありふれたシアワセを 誰よりも欲しているニンゲンにほど 運命のカミサマは…
ひとりごとが増えて ひとりごとで会話する ひとりだけどふたり わたしとわたし 落ち込むわた…
むかし わたしがまだちいさかったころ おばあちゃんと おとうさんと おかあさんが そこにいて…
一度手に取ったものを 放り出すことなんて いくらでもあるだろう 思ったのと違ってた、とか …
自分さえも こんなに思うにまかせないから まして君には伝えきれないことばかり もどかしくや…
想い出ならば持っているのに 何故この胸は寂しがる 贅沢者め!と叱ってみても 涙の痣をつけたピエロが 泣き笑いしてお辞儀する 見ればポッカリ胸の穴 いつの間にやら広がって 両手で覆いきれぬほど 途方に暮れた顔をして ピエロがわたしを見つめてる わたしがピエロでピエロがわたし 顔を見合わせ掌合わせて 滑稽すぎる化粧を落とせば 残るはわたし一人きり わたしがわたしを見つめてた 想い出ならば持っているのに こんなに沢山持っているのに 塞ぎきれない胸の穴 おどけたピエロももういな