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【詩集】想イノ欠片タチ

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つきの、のカクヨム公開詩集の中から選んだ一篇にイラストや写真を添えたものを集めました。 随時追加中。
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2021年7月の記事一覧

「大ばあちゃんの戦争」

「あれは戦後すぐのことやった。敦子と典子は進駐軍のジープにはねられて。それがもとで死んで…

つきの
3年前
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「許せなくてもいい」

どうしても忘れられない傷があって どうしても許せない人がいて あんまり歳月が経ちすぎて 忘…

つきの
3年前
33

「なんやかんや」

なんやかんやとありますけれど まだまだ笑えておりますゆえに 暮らしの厳しさあるにせよ 今日…

つきの
3年前
29

「こころ」

この心ほど 思うに任せぬものは無し 忘れようと 願うものほど蘇り 忘れまいと 祈るものほど零…

つきの
3年前
29

「眼鏡」

眼鏡をかけるとよく見える ボヤけていたものはハッキリして 世界は一段階、明るさを増すようだ…

つきの
3年前
20

「星と金平糖」

遠方の友人から久しぶりのMail 「あなたの好きそうなものを見つけたから送るね」って 届いた…

つきの
3年前
23

「夏という季節」

わたしにとって夏は 甘やかな懐かしさと切なさに満ちている もう還らないものとの想い出が多すぎて あのバスも通っていない細い海への道も 失くした白い花のついた麦わら帽子も ひんやりとした古い民俗館の空気も 見上げた青空と真っ白な入道雲と ペンキの剥げたベンチで飲んだ ラムネの中にあるビー玉が カラコロ軽やかに踊る音 そして 命の限りと鳴き続ける蝉の声と アノヒトの笑顔と繋いだ手の感触 ああ、なんて遠くなった夏 今は 今年の蝉だけがこうして、ないている あの日の記憶

「結晶」

この胸の中にある 澄んだものだけを取り出して 美しい結晶に することができたらいいのに 仄…

つきの
3年前
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「早朝散歩」

梅雨の合間の薄曇りの早朝に 杖と一緒にのんびり散歩 ジメジメムシムシも この時間は、そんな…

つきの
3年前
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「ただ今、留守にしております」

昨日は何処にも行かなかった 今日は一日出かけない 明日の予定もありません ちょっと疲れちゃ…

つきの
3年前
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「しあわせふしあわせ」

きっと 幸福と思えば 幸福は何処にでもあって 不幸を数えていけば いくらでも見つけられてし…

つきの
3年前
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