ダルくない?その一言
「ひとりじゃ気づけなかったこと」というテーマを見て、友達から言われたひと言を思い出す。
ノミネートするわけではないけど、これはひとりじゃ気づけなかったなと思うので、簡単に残しておきたい。
反抗期真っ只中だった中学生のとき友達から言われた。
怒ることって面倒くさくない?ダルくない?
そんな感じだったと思う。
その友達のことは元々考え方がクールで、同い年なのに大人だなと思っていたが、この一言を聞いた時、痺れたことを覚えている。その考えをすっと受け入れることができ、確かにそうかもしれないと頷いた。
親からあれこれ言われて「うるさいな!」と反抗しちゃっていたけど、反抗するってものすごいパワーがいること、そして反抗してぶつかったところで、そんなにかけたパワーに見合った何かを得るわけではないこと、そうすると反抗する必要性ってなんだろうと思った。
「ダルい」といって突っかかるけど、突っかかるほうが実は疲れて余計にダルくなることも実感していた。
友達のその言葉を聞いたその日から私の反抗期は確実に終わった。
親からうるさく言われることは変わらなかったが、言われても反抗するのでなく一度受け止めることができるようになった。
イライラすることはあるけど、イライラが怒りに発展して、その怒りのパワーを人にぶつけることはなくなった。
怒るのを辞めて気づいたが、怒ったあとに残るモヤモヤが、怒らなくなるとそのモヤモヤもないので実に気分がいい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?