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次の電車を待っている
いくつかの電車を見送って、次の電車を待っているような気分だな、とふと思ったのは、車両点検で遅れてくる電車を待っているホームでのことでした。とか書き出したものの、もう今は電車に乗って座ってこれ書いてるんだろうと思われるかもしれませんが、現在進行形でホームで待ちぼうけだから。しかもこんな日に限って日帰り出張の帰りで、鞄にはパソコンとか資料とか入っててめちゃ重いし。荷物の重さが思考の回転速度にどう影響するのかは知らないけれど、少なくとも何かやっていないと落ち着かないような気分にはさせてくれるのでは。
2月が終わるので、さて仕切り直しのときだぞ、というだけの日記を書きます。
秋ごろからぽつぽつと長い小説を書いていたのですが、途中で生活が大きく変わったり、それに付随した様々な作業や手続きや親戚の集まりがあり、思うように時間が取れずにいました。それで、予定していた3月までには書き上げられそうもないな、と思い、思い切って今月は書くのを休むことに決め、ぶらぶらと本を読んだりアニメを見たりの1か月でした(それまでずっと、小説を書くために本を読めないという謎状態だったことにも気づいた)。
ここ何年か、春から秋までは本を作ってイベントに出展し、秋から次の春まではイベントには出ずに長いお話を書く、というサイクルで活動していました。例年ならそろそろ、長いお話を手放して、本作りでも始めようかな、という頃なのですが、ふと、「もうこのサイクルやめよう」と思い、ぐるぐるしていました。
小説を書くことも、あるいは本を作ることもイベントに出ることも好きなのですが、今となっては「ひととおりのことはやりきったけれども、そこからひと回り広げるにはリソースが足りない」という状態になっているな、と感じていました。ある程度やりきって、何となく行き止まりにいるような感じ。本のつくり方とか、イベントでの売り方とか、人間関係とか、そういうものが、何となくひと回りして、このあとは萎んでいくだけだな、という感覚が、ずっとありました。
そういうこともあって、今年は少し違う形で活動していくつもりです。
書きかけの長編は、秋を待たずに3月からまた、ゆっくりと見直しながら書き続けます。本当に書きたいことを、丁寧に書いていくということを、今年は中心に据えたいと思います。焦るといいことないじゃん...落ち着いて書こうな...。
一方で、イベントはもうあまり直接は参加できそうもないため、別の方向にアプローチしていくための土台を作っています。実をいえば、WEBサイトを見直したのもそのためです。これについては、そのうち、少しずつお話できたらと思います。
タイムラインで皆さんが新しい作品を発表するたびに、何となくそれをうらやんだり、焦ったりする気持ちがないわけではないのですが、今はいくつかの電車を見送りながら、そのあとに来る電車を待っているような気分です。
さて、そろそろ、また小説書きます。
(と、ここまで書いた時点ではすでに電車に乗って家に着いています)
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