【研修レポート】オンラインで、ロジックモデル作成研修を実施しました!
はじめに
ケイスリー株式会社は、2020年7月14日(火)、社会的価値創造を目指す人を対象に、ロジックモデル作成体験研修を実施しました。研修には、企業、NPO職員、アセットマネジメント会社などから、多様なバックグラウンドの20名が参加参加者に参加いただきました。
研修の目的
本研修は、参加者一人一人に自らの事業と社会的価値の接続を考えていただくために開催されたもので、社会的インパクト・マネジメントという手法の第一歩として「ロジックモデルの作成」を体験していただきました。
研修内容
・14:00 - 14:20
レクチャー:「社会的インパクト・マネジメント」の概念やロジックモデルの説明
・14:20 - 15:50
ワークショップ:参加者一人一人に自らの事業を用いて、ロジックモデルを作成
・15:40 - 16:15
クロージング:ワークショップ中に出た質問の紹介や、その他Q&A
レクチャー
レクチャー・パートでは、まず「社会的インパクト・マネジメント」の概念について説明をしました。
ある参加者の方からは「通常の事業のPDCAと社会的インパクト・マネジメントにおけるPDCAの違い」に関するご質問をいただくなど、より身近に社会的インパクト・マネジメントを感じていただく機会になりました。(なお、社会的インパクト・マネジメントのPDCAは社会的インパクト・マネジメントを実施するためのものなので、事業のPDCAとは別物です。)
また、事業の社会的価値を可視化するツールであるロジックモデルについて説明し、自らの事業と社会的価値の接続方法について解説しました。
ワークショップ
ワークショップでは、20名の参加者を5人1組の4グループに分け、各グループにケイスリー社員が1人ずつ入る形で実施しました。
ワークショップの流れとしては、3つのシートを用いて、①自らの事業の整理、②社会への影響の整理、③自らの事業と社会への影響を接続するという3ステップで、ロジックモデル作成を体験していただきました。
参加者の方からは、
・「ロジックモデル作成の目的によって、設定すべきアウトカムの粒度が変わるというのは面白いと思った。」
・「最終的に目指す理想の社会から逆算(バックキャスティング)で考えることは、事業を整理する上で役に立ちそうだと感じた。」
・「理想の状態を言語化することは、関係者と共通の概念を持つことに繋がるのではないかと感じた。」
というような声をいただきました。
参加後アンケートの結果
参加者の方にご協力いただいたアンケート結果と感想の一部をご紹介します。
・「定量的に評価しにくい社会課題解決型の事業設計において、価値の可視化、数値化は必要だと再確認できた」
・「サッカークラブとしての『強さ』の定義を変えたいと思った」
・「ビジョンファーストの事業を構築していきたい」
・「通常のビジネスと似た手法でマネジメントが出来る可能性があるという事が今回の研修を通して改めて理解できました」
最後に
ロジックモデルは1回で完成するものではありません。そのため、ここで作り方のイメージを掴み、それぞれの組織に持ち帰り、そこからまた議論を進めていただけたらと考えています。
今回、オンラインによるロジックモデル作成研修という初の試みでしたが、参加者の方からは「作業時間を減らして、ディスカッションの時間をもっと頂きたかった」というご意見もいただきました。
今後、テレワークが当たり前になる時代だからこそ、ケイスリーに期待を寄せて下さる皆様の要望にお応えできるように、引き続き努力してまいります。
本件に関するお問い合わせ先:contact@k-three.org
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