探究とは？ガイダンス＆問いを立てる練習！防災と何を掛け合わせる？

日時：2021年5月21日
場所：階上中学校
学年：全学年
概要：ガイダンス
コーディネーター：加藤・成宮・三浦

階上中学校の総合学習で「探究とは？」のガイダンスとテーマとなる問いを立てる練習を行いました。体育館で全校生徒対象です。

探究とは？ガイダンスの内容についてはこちらの記事をご覧ください。

（210416_面瀬中記事リンク）

加えて今回は一歩踏み込んで、問いを立てる練習も行いました。まず「問いを立てる」って何でしょう？頭を柔らかくするために、ゲームをしましょう。一枚の写真を出すので、それをぱっと見てとにかくできるだけ多くの問いを出してみよう！というゲームです。例えばこちら。

この人は誰？
この人は何してるの？
この人はなんでこんな格好してるの？
この人の黒い汁は何？
この人のサングラスに映っている人は誰？…
中学生からどんどん問いが出てきます。こんなカンジで何問か大喜利のように出していきます。

じゃあこれはどうでしょう？階上中学校の大きな探究テーマは「防災」です。防災について問いを立ててみましょう。

気仙沼の高校生の実例として、こういう問いがありました。彼女は自作の絵本やゲームを使った防災教材を生み出して、上の写真のとおり実践まで至りました。この場合、幼児という「対象」と、防災意識が低いのでは？という「課題」がはっきりしています。「誰にとっての防災なのか？」また「その人にとっての防災の課題は何なのか？」がはっきりしていくと、いい問いになっていきます。

この「幼児」のように、自分だけのキーワードを持つことが大切です。あなたは「防災×◯◯」防災と何を掛け合わせますか？次はそれについて自由にアイディア出ししてみましょう。個人ワークの時間を取るので書き出してもらいます。

上のスライドはキーワードの例です。中学生からはいろんなアイディアが出てきました。「防災×お金」「防災×犯罪」というキーワードも！おもしろいですね。

このようにキーワードを出して、それをもとに問いを立てていく、「対象」と「課題」がはっきりしてくる、こうして地域における探究が始まっていきます。

（文・気仙沼市探究学習コーディネーター 加藤拓馬）