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正解のない問いに向かっていく プロジェクト探究部@面瀬中学校#2

日付(所要時間):2022年8月2日(計90分)
場所:面瀬中学校
学年:3学年有志
概要:プロジェクト探究部 第2回目
コーディネーター:加藤・成宮・三浦・渡邊

面瀬中学校プロジェクト探究部(以下、プロ探部) 第2回目を実施しました!

↓前回記事はこちら↓

チェックイン「中学校の時に心が動いた瞬間」

本日のチェックインは、「中学校の時に心が動いた瞬間」について、探究学習コーディネーター(以下、CDN)も一緒に考えて発表しました。

やはり、学校行事や部活の思い出が、印象深いのでしょう。CDNのなかには、”坊主にさせられた”ことを挙げるメンバーがいて、時代を感じる(?)ものもありました。

短い時間であっても、チェックインを行うことで、心理的安全性が高まり、探究活動に好影響をもたらします。

探究とは正解のない問いに向かっていくこと(ワークの導入)

科学(サイエンス)の活動に興味がある面瀬中学校の参加メンバーに対して、今後、本格的に探究活動を開始するための導入として、CDNから簡単なプレゼンテーションを実施しました。

探究とは、”正解のない問いに向かっていく”ことであること。

科学(サイエンス)の分野における探究活動においては、主に下の2つが大きなポイントになること。

① まだ解のない研究を深める

先行事例を基に、綿密に調査し、既に発見された事実ではなく、解のない新たな研究を深めることこそが探究です。具体的な事例として、埼玉県の小学校6年生が、カブトムシは夜行性であるという従来の定説を覆す発見をしたことを紹介しました。

② 研究成果を誰かのために広げる

研究した成果によって、”の日常生活がどのように改善されるのか”など、研究によって恩恵を受ける対象者を明確にして、研究を進めることは重要なポイントといえます。具体的な事例として、岩手県大船渡市の高校1年生(当時)が、普段飲んでいる水を美味しいと感じていたところ、探究活動のなかで実際の水の成分を調べると市販のいろはすとほぼ同じ成分が検出されたことを紹介しました。本活動は、2017年のマイプロジェクトアワードの文部科学大臣賞を受賞しています。

プロ探部のみんなには、もっと知りたいという好奇心を持ち続け、新たにであう疑問(?)驚き(!)に、ワクワクしてほしいと思います。

ワーク「探究活動」

実際の探究活動においては、CDNのプレゼンテーションに感化されたのか、第一回(#1)で考えていた探究活動のテーマや計画を再考している姿が、印象的でした。

学校の授業のなかでは、時間の制約などがあるなかでなかなかフカボリが難しい探究活動。プロ探部では、CDNとの対話を通じながら、実りある探究活動を実施してもらえると嬉しいです。

(文・探究学習コーディネーター 渡邊国権)

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