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『河口演劇』と『もしイタ』の雑感

2022年3月20日、『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら~』無事に終了しました。
観劇下さった皆様、ありがとうございました。

さて、勝手に今回の「稽古から本番」を僕は第三期目と呼んでいて、色んな条件が重なり、この第三期目が、このチームでの集大成に値する本番になったと思います。

そんなコトを書き始めたら止まらなくなったので、色んなコトを忘れない為に、雑感としてnoteに書き残しておくコトにしました。
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まず、本番を観て、久し振りに自分が演出した作品で泣きそうになった。
これまでも、今も、これからも、自分がオモロイと思うモノを創っているので、正直、自分が一番感動しててもおかしくはないのだけど。
これは終わりなのではなく、新たな始まりなのだと自分を律して、涙を我慢した。

勝手に、いや、本当に勝手に開拓は、4年前の第一期から始まっていて、ただ、その頃は今よりも不明瞭だったと思うけれど、「開拓しよう」と思ってそうしたのではなく、そういう方法しか出来なかっただけだと思う。
だけど、それを受け入れてくれた俳優陣が居たから、みんなで一歩ずつ前進するコトができ、共に成長を続けるコトができたと思う。

第一期と第二期は、わりかし近い間隔で稽古と本番が出来たのがよかった。僕が第二期と呼んでる本番が、この企画の目標だったので、自然な流れだった。そのお陰で素直に前進できたと思う。
それと、「初めての出会い」の延長にあったから、気持ちの面でも勢いがあった。

そして今回、第三期は出来上がった関係性から何を生み出せるのか?というコトだったのかなと、今更思う。

だからなのか、初っぱなからキャスト変更を行い、敢えてただ前進するのではなく、坂道を上るような、階段を登るような、兎に角、前に進むコトに負荷を掛けながら、共に挑むコトを選んだ。
結構、軽い思い付きだった(笑)

これが思いの外、「この坂道、急じゃね?」とか、「この階段、高くね?」と、取っ掛かりの段階では正直思った。稽古日数が足りないのではないか?と懸念もされたが、ギリギリ納まったと思う。

特に意識したのは、キャスト変更の為の稽古をするのではなく、新作のつもりで挑んだコト。
だが、稽古を丁寧にしたと言うよりも、どこかのタイミングだったかは忘れたが、敢えて「これは『河口演劇』をやってます」と断言し、河口演劇で求めている姿をその都度説明をし、共有をし、出来る限り理解してもらうという作業を重ね、それを実行してもらった。と思っている。
ただ、こう書くと俳優を縛っていったようにも見えるが、どちらかと言うと解放していったと思っているし、実際、俳優が自由に動き出したと思う。

恵まれていたのは、第一期の段階で、共に関心と興味を持つコトから始められたコト。そのお陰で信頼関係が早い段階で結べたのだと思う。
だから出来たコトだろうとも思う。

第三期での収穫は、俳優と繋がっていると感じたコト。正直、全員ではないが、殆んどの俳優に対してそう感じた。
そして、特にそれ以上に、強く繋がりを感じられた俳優がいた。これはコトバでは説明しにくい。
が、間違いなく繋がっていたし、求めていたカタチへと導いてくれた。その経験が自信になり、その感覚が新たな道を照らしてくれたように思う。

ある意味、スピリチュアルな体験だったのかも知れないが、今回ほど繋がりを強く感じた経験は初めてだった為、ここまで書き出すコトになった。
以前、目と目で通じ合うではないが、そういう繋がり体験はあった。その経験があったから、キャッチ出来た感覚かも知れない。

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うーん、なんのこっちゃだが、自分の為のメモだと思ってる。

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