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世論の8割は仮説だから、もっと私を生きようと思った。

今朝、こんなことばを目にして。「こういう統計が出てる」というのは

ほぼ嘘の情報です。

って。

嘘って言っちゃうと語弊があるかもしれないけど。それに近いと思う。あ、陰暴論とかじゃないですよ。閉じないで。笑

◇◇◇

正しい情報は、もちろん正しいんだけど。
ただ、世の中にあふれるほとんどの情報は、たぶん「仮説」です。

約7時間睡眠をとると寿命が伸びるというお話。聞いたことありませんか?これは、

保険会社などの調査で、過去10年に死亡した110万人のうち、睡眠時間が7.5時間の人の死亡率が最も低かった。追って6年調査を行い、約7時間(平均値)が最も死亡率が低いことが分かった。

という研究結果に基づいたものらしくて。


たしかに、睡眠時間が7時間程度の人の死亡率が低いことは事実なんだけど。7時間程度寝ている人に共通しやすい習慣の方が、寿命を伸ばしてる可能性だって、否めない。

それに、「平均的な仮説として」7時間睡眠をとる人に長く生きる人が多い事実が分かっただけであって。

その数字が、自分の寿命を伸ばすとは限らないんですよね~。

平均値でしか、ありませんし。


本気で調べるなら、人間をマウスみたいに飼育して睡眠以外の条件を一律にそろえ、何世代にもわたり一生を観察して結果を調べないといけない。(つまり、不可能)

だから、こういうデータって、「正しい」といいつつも意外とフワッとしてる。

その証拠にどの分野の研究の結果も、数年おきにどんどん覆り続けますよね。ある程度参考にしたら、あとはテレビやスマホじゃなくて自分と相談するか、エンタメとして楽しもってことなんでしょう。

大切なのは、課程じゃなくて。健康や幸せ。たどり着きたい未来のすがた。


睡眠時間に関しては、短くても5~6年早死にした方が得なんじゃねって場面もあったり。

7時間睡眠 - 4時間睡眠 = 起きている時間の差「3時間」
「3時間」 × 1年365日 = 45.6…日(1,095時間)

7時間睡眠の人と、4時間睡眠の人では、1年の活動時間に1か月半の差が生まれます。

45.6…日(1,095時間) × 一生70年 = 8.75年(76,650時間)

70年まで生きるなら、活動時間の差は8.75年。7時間睡眠の人が4時間睡眠の人より5年長生きしたからといって、それは寿命が伸びたといえるのだろうか…。


結局、「長生き」や「成功」の秘訣なんて話も。

「えー、これは毎日やってたから、これな気がするな~。」とか
「周りにこんな人多いし、これな気がする~。」みたいなものだろうし。

その行動自体が秘訣の場合もあれば、その行動にたどり着くまでの課程が大切な場合もきっと、あるから。(つまり、その通りに行動しても意味がない)

◇◇◇

毎日7時間寝て、2~3食ちゃんと食べて、栄養バランスに気を配って。毎日仕事を頑張って、成長するために努力して。そういうバランスから気付くと「自分」がはじき出されてるのって、なんでなんだろー。

結局、日々色んなデータや法則に翻弄されながら生きてるのって、「幸せになりたいから」

幸せになりたいのに、「仮説」程度の情報に振り回されて幸せを棒に振るのって、おかしいよね~。なんかこう、自分をしっかり見てみたら、幸せじゃないし、幸せになる未来も見えないのに頑張ってる、みたいな。

世論の8割は仮説だから、もっと私を生きようと思った。

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