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職場や家庭の風土を決めるもの
<1,931文字>
柿の種が大好きです。
特に、わさび味に目がありません。
ほぼ毎日、小袋を1つ食べています。
主食か! という勢い 😃
だからとうわけではありませんが、
今回はちょっとスパイシーなお話です。
![](https://assets.st-note.com/img/1637809788740-lp6gFCu4Ha.png)
あらためまして
時代の迷子をやさしくみちびく
人を大切にする経営道の地蔵こと
スギオカです 😊
「人間の悩みは
すべて対人関係の悩みである」
アルフレッド・アドラー
と言われるように
生きている限り
人に関する悩みは尽きないものです。
職場しかり、家庭しかり。
わたしの専門は職場の方ですが
人間関係ですから
同じ問題は家庭においても見られます。
家庭も敢えて言えば、
複数の人がつくる『組織』ですからね。
新しいことに
ワクワクと挑戦する職場もあれば
同じことをイライラしながら
延々とくり返す職場もあります。
笑いの絶えない家庭もあれば
罵声が飛び交う家庭もあります。
どうして
そうした違いが生まれるのでしょう?
組織の風土や雰囲気の特徴を
4象限の形で解説してみます。
トップの画像を再掲しますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1637809914156-MPBHClKhs4.png?width=1200)
横軸は『欠点凝視』と『美点凝視』。
『凝視』は『見つめる』という意味で、
美点凝視は
善いところを見つけようとすることです。
一方、欠点凝視は
悪いところを見つけることですね。
縦軸に取ったのは
『一体意識』と『分離意識』です。
共通点凝視と相違点凝視と
言ったりもしますが、
横軸も縦軸も『見る』ばっかりだと
イメージが混乱すると思い
『意識』という言葉を使いました。
要するに
『あなたとわたしは同じ』と思うか
『あなたとわたしは違う』と思うかです。
それらの組み合わせによって
『自分の組織を自分でどう見るか』
は、決まってきます。
言わば、セルフイメージです。
実は、個人と同じように
法人(=組織)にも
セルフイメージがあります。
簡単に言えば
組織の風土というのは
組織としてのセルフイメージが
高いか低いかなんです。
順番に見ていきましょう。
理想は
組織自体の自己肯定感が高い状態です。
図の右上、❶ の
『自信が高まる』風土ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1637810115940-IPSKUb6VFg.png?width=1200)
セルフイメージが高いので
自分たちには善いところがたくさんあり
どんな困難も乗り越えられると思えます。
家庭で言えば
失敗を楽しめる雰囲気です。
そうした状態は
お互いの善いところを見つけ出し
かつ、その美徳を共有している
(=それは自分のものでもある)
と感じられることによって生まれます。
美点凝視も大切ですが、
一体意識がさらに重要なんですね。
というのも
そこが分離意識だと
相手の善いところを見つけても
『自分はそれを持っていない』
という嫉妬になるからです。
逆に、
自分はその美徳を持っているが
相手にはないと思うと
見下しが始まります。
必ず起きるわけではありませんが、
起こりがちですよね。
それが、図の右下❷の状態です。
![](https://assets.st-note.com/img/1637810216545-tjT64zlkCG.png?width=1200)
もし、お互いに見下しがひどいと
図の左下❹の『非難合戦』になります。
自分が正しいと思えば思うほど
『相手と自分は違う』という前提で
相手の悪いところが目につくわけです。
『地獄』とは
常に人と人とが争う場所のことですから
欠点凝視と分離意識が重なると
現世に地獄が生まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1637810363902-H9iauCMCZB.png?width=1200)
一方
一体感はあるものの
それがダメなところの共有だと
図の左上❸の『傷のなめあい』になります。
『どうせ、俺たちは・・・』
という、セルフイメージです。
![](https://assets.st-note.com/img/1637810441586-Amr33aYm0V.png?width=1200)
実は、職場でも家庭でも
人がつくる集団には
すべて以上の関係性が当てはまります。
であれば、
断然、❶の『自信が高まる』状態を
めざしたいですよね?
そのためには
どうしたらいいと思いますか?
![](https://assets.st-note.com/img/1637810486149-KaPDKIVEFT.png)
最初の一歩は
『相手について知ること』です。
きっかけは
たったそれだけのことなんですね。
人は
知らない=わからないものに対して
恐れをいだきます。
違ってたら違っていても、いいんです。
むしろ
人間ですから違って当たり前。
しかし
相手のことを知らないままだと
不安が生まれ、分離意識が増幅されます。
順番的には
欠点凝視よりも前に
分離意識が強まる感じです。
だからこそ
一方通行的に自分の主張を通すのではなく
相手の価値観や大切にしたいことを
知るための働きかけが大切なんですね。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切です 😊
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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笑顔あふれる職場が増えたらいいな、
と思っています。
また、
『お互いの違いを前提にする』
という意味で
わたしは家庭のモットーを
『毎日が修学旅行』としています。
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