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今度はハッキリ言いますね

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以下の記事によれば、『メタバース活用を「検討中」「予算化済み」「具体的な案件を推進中」と回答した企業は合計で410社と、38%を占めた』とのこと。

アンケート対象のうち、4割近い企業がメタバースのビジネス活用に意欲的だと伝えています。


一方で、『1085社にメタバース活用に向けた課題を聞いたところ「導入する目的の明確化」と回答した企業が28.6%』とのことですから、『やる気はあるんだけど、どうしよう・・・』というのが、実情だと思います。

とかく新技術のまわりには、そうしたお祭り騒ぎが起こりがちですね。
そして、個人的には強烈な既視感があります。


時は2010年。
最初のiPadが日本で発売された際にも、同じような喧騒が起きました。

『いよいよ、電子書籍の時代だな!』
『紙の本はいずれ無くなるね』
『でも、何をどうしたらいいの・・・』
と。

結果として、電子書籍の時代は(すぐには)来ませんでしたし、紙の本も無くなりませんでした。
しかし、それはそもそも前提を読み間違えていたのです。

電子書籍のフォーマットはHTMLを援用したものですから、捉え方によっては、読んでいるのはブラウザ上の文字。
つまり、わざわざ『電子書籍』と呼ばなくても、『インターネットで文字を読むことが当たり前になる』という意味では、その習慣はまたたくまに根付いたのです。


そして、最も重要なポイントは『新しい技術によって、個人が発信者になる』という点でした。
それまでの時代は、マスメディアだけが強い発信力を持っていましたが、Web2.0の技術は個人発信を可能にしました。
ブログやSNS文化の興隆です。

その可能性をイメージできた人は残念ながら多くありませんでしたが、湯川鶴章さんは稀有な一人でした。
以来、わたしが湯川さんの情報アンテナに信頼を寄せているのは、その時の冷静さがとても印象的だったからです。
そんな湯川さんのNewsweekコラムはこちら ▼▼▼


さて、話をメタバースに戻します。
電子書籍の時と同じように、多くの企業がメタバースに参入意欲を見せながら、『でも、何をどうしたらいいの・・・』という状態になっています。

では、今回のポイントは何か?
千葉工業大学変革センター長の伊藤穰一さんは、web 3 のポイントを次のように指摘されていまます。

『Web1.0ではグローバルに「read=読む」ことが可能になり、Web2.0ではグローバルに「write=書く」ことが可能になり、そしてweb3ではグローバルに「join=参加する」ことが可能になりました。』
注:Web3.0ではなく、web3と表記しているのは意図的


今起きているweb3のムーブメントの肝は『参加』
個人がWeb上で行動する時代になってきているわけです。


遡って、伊藤さんも指摘されているように、Web2.0で『書く』ことが解放されたのに、大手版元は『いかに既存の書籍や雑誌を電子書籍化できるか?』にこだわりました。
実は、わたしには、その時の無念があるのです。

たとえ賛同してくれる人がいなくても、ハッキリ『そっちじゃないよ』と言えばよかったと・・・
湯川さんの指摘にわたしが反応できたのは、わたしも同じように感じていたから。
なのに、それを主張する気概に欠けていました。


それもあって、同じような喧騒が起きつつある今、大手企業が中央集権的に進めようとするメタバース企画に対しては、ひとこと言いたいわけです。
『そっちじゃないよ』と 😊

web3の特徴は『分散/decentralized』です。
つまり、据え膳よろしく整った舞台を準備することは、電子書籍ブームの二の舞と言えるでしょう。

そうではなく、各自がつくったスペースをいかに連携していくか。
そこにこそ、web 3の無限の可能性があると、わたしは考えています。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊




というわけで、わたしと一緒にメタバースの世界に踏み出してくれる仲間を募集します。
「おいおい。宣伝だったのかよ」と思われるかもしれませんが、あくまで『お誘い』です。
「わたしはわたしの道を行きます」という方は、ぜひ信じる道をお進みください。

わたしもまた、自分が進む道を示すだけなので 😊
言わば、『noteを使って極楽にいたる』の続編にあたる『Spatialを使って極楽にいたる』ということです。


『自分でメタバース空間がつくれるようになりたい!』
『メタバース・ビジネスの可能性が知りたい!』
『web 3 に関わるきっかけが欲しい!』
『時代の流れに、しっかり乗っておきたい!』
『おじぞうさんが道案内をしてくれるのなら ❣️ 』
『なんだかよくわからないけれど、おもしろそう 🌈』


と思ってくださった方は、以下のページを覗いてみてください ▼▼▼

https://aoimachi.jp/p/r/iGHSyu0Q


ご一緒できれば、幸いです。

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