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流れ出たゴミの責任
2021年12月。
E.Cオーシャンズさん主催の佐田岬半島の海岸ゴミ拾いに参加しました。
冬の朝、寒風吹きすさぶ佐田岬灯台駐車場に30人ほどのボランティアが集まり、時には急な坂道を上り下りしながらゴミを拾い集めていきます。
ペットボトルや空き缶、農業用水のホース、養殖いかだの浮きなど、海岸に流れ着いた多種多様なゴミはいくら拾っても尽きません。
参加者の中に漁具屋さんがおられました。
この中でいちばん心を痛めながら参加しているのはきっと私だ、とその方はおっしゃいます。
ゴミを生んでいる責任を感じておられました。
このたくさんのゴミを生んだ責任は、誰にあるのでしょうか。
この責任の一端は自分にもあるのだと私は思います。
日々口にする食べ物やお店で買う商品。
それぞれの生産現場から、雨風で流れてしまうゴミがあります。
きちんとゴミ箱に入れたつもりの空き缶やペットボトルも、風で飛んでしまっているかもしれません。
人間社会から流れ出てしまったゴミを拾い集める機会に参加できたこと、人間社会の一員として私は嬉しく思います。
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