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選手や関係者に聞いた!Jリーグの移籍情報がメディアに流出する理由とは…記者の情報入手ルートや移籍の裏側を深堀り

割引あり

こんにちは!拳也です!もう今年も終わりですね。この記事が2023年最後になります。今回は今話題のサッカーの移籍情報に関する記事になります。Jリーグがシーズンオフとなり、毎日スポーツ紙を中心に選手の移籍情報(IN、OUT)が飛び交う時期になりました。ファン・サポーターは新戦力な獲得を喜ぶこともあれば、退団選手の発表でショックを受けることもあり、一喜一憂の日々が続きますね。今回は、選手の移籍情報や監督の就任、退任などの情報をなぜスポーツ紙を中心とする記者達は入手できるのか、そしてどのようなルートで情報を入手しているのかについて書いていきたいと思います。

今回の記事はこんな方向けです。

・サッカー選手の移籍に興味がある
・Jリーグやサッカー選手の移籍の裏側について知りたい
・サッカーメディアに興味がある
・サッカーライターになりたい、メディアに就職したい


選手が他クラブに移籍する流れとは?

まずは選手が他クラブに移籍する流れを整理したいと思います。まずはクラブの強化部が監督やコーチ、スカウトなどのスタッフとも連携しながら補強ポイントを分析して獲得候補の選手をリストアップします。この段階ではよくメディアで〇〇(クラブ)が○○(選手)の獲得に興味!のような形で報道されています。ちなみに、リストアップの段階で移籍金0で獲得できる選手かどうか等他の契約条件をチェックしてからリスト入りする場合もあれば、とりあえずリストに入れてから調べる場合もあるようです。

この中から移籍の実現の可能性や優先順位等様々なことを考えながら選手を絞っていき、獲得したいとなった場合にオファーを出します。実際にオファーが届いてから、選手に伝えられ、クラブや代理人を交えて話し合いの末、移籍するかどうかを検討します。なお、代理人やクラブが先に情報を得た場合は、オファーが来る前の段階で選手に伝わるケースも少なからずあるようです。実際にオファーを検討するにあたり、オファーした側がその選手を獲得できるかどうかで、他にオファーを出す(獲得する)選手を決める必要があるため、回答期限が設けられているケースも多いよいうです。また、契約条件等あまりに無理があり、検討の余地が一切ないオファーの場合は選手に知らせずに代理人やクラブが断るパターンも稀にあるようです笑

選手がオファーを検討する際は、強化部や代理人と話をして交渉しますが、オファーをした側のクラブが新幹線や飛行機で会いに行って直接話をするケースも多いようで、実際に数年前に移籍した現役Jリーガーもオファーをもらったクラブの強化部の人が直接会いに来て話をし、詳しい契約条件や起用法、チーム状況等を話をしてくれたようです。ちなみに、この時点ではメディアでも〇〇(クラブ)が〇〇(選手)に獲得オファーといったような報道のされ方をしますが、この段階ではまだ、あくまでオファーをしたという段階で移籍が実現するかどうかは選手や選手の所属するクラブ次第になります。移籍する場合は条件の確認等を行い、契約書を交わしてお互いのクラブでリリース日のすり合わせなどを行い、リリースといった流れになるそうです。ちなみに海外移籍の場合は国際移籍証明書が必要なため、国内移籍に比べて時間がかかるそうです。

スポーツ新聞の記者の情報収集ルートは?複数の関係者って誰?

ここからは毎年のように当たり前に報道される移籍情報を記者がどのようなルートで情報を入手しているかについて触れていきます。なお、ここではJリーグの移籍情報を中心に書いていきます。Jリーグを応援しているファン・サポーターの皆さんはシーズンオフのこの時期に毎日、移籍情報をチェックするのが日常になっている方も少なくないのではないでしょうか。浦和レッズや東京ヴェルディなどを応援している私もその一人です。

これらの移籍情報の多くはスポーツ報知やスポニチ、日刊スポーツ、そしてそれぞれのJリーグクラブがる都道府県の新聞社(いわゆる地元紙)などが報道するのが一般的です。そこで多くの方が疑問に抱くのは、何故ここまで移籍情報が流出するか、そして記者はどうやって移籍情報を入手しているのかということではないでしょうか。そして、よく移籍報道の記事に複数の関係者によると、というお決まりの表現がありますが、これも一体誰なのか?と疑問に思いますよね。

複数の関係者のはずばり○○と◯◯

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