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BARでスナップ

ある日の職場の飲みのあと、久しぶりに1人で動ける時間ができたので、いつものところに足を運んだ。この日は25mm、開放F値1.2の単焦点をつけたOM-1を持っていたので、許可を得て撮影しながらお酒を楽しんだ。こういう場所では、比較的小型のシステムや、強力なボディ内手振れ補正、そして何よりサイレントシャッターが重宝する。立て続けに鳴るシャッター音や視界にチラつく大きなカメラの存在は、お店の雰囲気を壊すし、他のお客様にとっても迷惑になるから。

さてさて、カメラがあるといつも以上にBARが楽しい。快く撮影を許可してくださったことに心から感謝しつつ、スナップスナップ。あ、今回の内容は日記的です。

結露、水滴、銅製マグ

生姜の効いたここのモスコミュールは、飲みの後なら1杯目、そうでなければ帰る直前にオーダーしたい。表面の結露具合からも、意識が冴えるような一口を想像してもらえたら嬉しい。

漬け込まれた生姜たち

生姜がこれだけ漬け込まれていれば、身体にもいいよね。ここのモスコミュール、大好き。
と、他のお店で、もっとたくさんの生姜が漬け込まれたウォッカを見たことがあったけど、そこのモスコミュールはそのときの私にはちょっとパンチが強すぎた。もちろんお酒は嗜好。そのモスコミュールも、好きな人はすごくハマるしクセになるだろうなと思える味わいで、口に含んでとても楽しかったし、印象にも残っている。

目を凝らすと見えてくる不敵な笑み

この写真、おそらくこの日のベストショット。左上のね、暗闇に紛れるバーテンダーの方の不敵な笑みがね、最高なんです。実はそっちを狙っていたので、撮れて嬉しかった。露出苦労した。

この日、old pal というカクテルを教えて頂いた。そもそもの知識が足りない私は、たくさんお喋りしながらお酒について教えて頂くことがとても楽しい。old pal - 旧友、古い仲間、古き良き仲間。
実は昨年末から、おそらく最古参の古き良き友とじっくり言葉を交わす機会をつくれたり、8年振りに再会した素敵すぎる友と語らう機会に恵まれたりと、old palたちには大変お世話になった。仕事の外での私の活動がリスタートしたのも、その友たちのおかげである。
この日はカンパリを使ったショートカクテルを飲みたかったので、その過程でこのカクテルを教えて頂いたのだが、それ以上にその名に惹かれてオーダーせずにはいられなかった。いやもうほんと、old palたちありがとう。

Old pal

味わいは当然ながら、見た目も美しい。この美しさをもっと的確に表現できるようになりたいところ。

命の水

Aqua vitae, 或いはUisge-beathaなど、"命の水"を意味しウイスキーなどの由来でもあるとされる言葉。「僕らにとってはこれがそのままAqua vitaeだよな」と、旧友と笑いながら話した年末。お水をお願いするたびに思い出して微笑む。

本当にお水は大事ですね。ALDH活性に直接的に影響を与えるわけではなかったような気がするが、別の文脈で酔いや二日酔いを抑制できることはよく知られている。チェイサー、和ぎ水など呼称はいろいろとあるがー私は日本酒からお酒に入ったのでどこでも和ぎ水と呼んでしまうーお水は体質や体調に合わせて必ずお願いしましょう。

揺らめく灯火

揺らめく蝋燭の光も愛おしいこの空間。帰りたくないなと思いながらお会計。楽しい時間だった。

この日の主な機材- OM SYSTEM OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

余談?
もうちょっと広角がほしい。マイクロフォーサーズに25mmだと換算50mmだから、カウンター越しの距離感だと画角の制約が少しつらい。F値1前半台で広角単焦点…お金貯めよ…


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