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EDFテープ(足関節捻挫を例に)

こんにちは。C-IBaseball育成メンバーの野坂です。


今回はタイトル通り、現場で起こる足関節内反捻挫の急性期アプローチ
としてEDFテープというものをお伝えしていきます。


C-IBaseballでは野球現場で活用できる情報を
随時更新しております。
これから現場に出る方、現在選手を現場でみている方にとって
有益な情報ばかりなので、ぜひご覧ください!


はじめに〜EDFテープとは?〜


従来では、テーピングのイメージとしては
固定や筋肉のサポートといったところが多いのではないでしょうか?


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佐藤康:知っておきたい!テーピングの活用より引用

テーピングは種類によって、目的や方法が異なります。
部位別でCIBメンバーでまとめているので、そちらもご覧ください!




今回お伝えするのは、EDFテープといいます。


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捻挫、打撲などの急性外傷や慢性的なストレスによって患部に腫脹、疼痛が
出現します。それは炎症と呼ばれ、身体における組織損傷に伴う患部の治癒機能です。急性期であれば患部の腫脹や疼痛を抑制するためにRICE(PLICE,POLICE)処置を行うのが一般的です。

炎症の慢性化は疼痛や患部腫脹の慢性化、可動域や関節機能の低下を
引き起こし、リハビリや復帰時間までの阻害因子となります。



炎症の慢性化の原因としては、下記のような要因が挙げられます。


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よって、EDFテープの目的は、腫脹や疼痛による機能障害に対し
皮膚組織からアプローチし、機能改善を図るというものです。


ボール直撃に対するテーピング増田さんの記事でもテーピング方法
が記事になっているので、是非ご覧ください!





EDFテープの目的、効果

目的:捻挫や打撲などの急性期、慢性的なストレスによって生じた
  循環障害、それに伴う患部炎症症状の慢性化の結果とした
  疼痛や腫脹等の患部状態の改善
治療対象:炎症部位の皮下組織に停滞している間質液(血液、リンパ液)
効果:皮膚の挙上による皮下組織の間隔を広げ、循環を促通する


作用機序

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キネシオテーピング協会資料:EDFテープより引用改変


EDFテープ実例


今回は野球現場などで多く発生する、足関節の内反捻挫に対する
EDFテープの貼付方法をお伝えしていきます。



最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回は足関節内反捻挫に対するEDFテープを紹介しました。
どの部位においても考え方は基本的に同一です。
急性期は初期評価、初期対応で経過が変わるのでとても重要です。
選手のけがに対応出来る一つの手段として、ぜひ参考にしてみてください!


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