「思うことから、すべては始まる/植木宣隆著」ビブリオエッセー

《全ては「思うこと」から始まる　誰にでもできるそれが最初の一歩》

テレビで知ったのか、チラシが入ったのか、田舎の田舎に暮らしながら、季節保育所の年長の時に「音楽教室に行きたい」
と、主張した。

その頃の音楽教室といえば、ヤマハ、カワイ、ビクター。私の街にはヤマハとビクターの教室があって母が選んだのはビクターだった。
保育園や学校でしかみたことのないオルガンが我が家にやってきた。
そして、その音楽教室は、もちろん街にあった。毎週土曜日にバスに乗って通った。
２年の音楽教室の後は、
「ピアノ教室に行きたい」
と言い出した私。まもなく、わんこが付いたビクターのピアノが我が家にやってきた。

イチローのお父さんは、イチローの願いは全て叶えたそうだ。
小さな時から願え叶う、願わなければ叶わないを知っていたからイチローはまだ夢が見れるんだろう。

だとすれば、私の両親も、「願えば叶う」「願わなければ叶わない」を私に教えてくれていたんだ。

田舎の田舎に住んでいたし、通販なんてまだまだない時代、私は「欲しい」で母を手こずらせていたんだと思う。
が、母は、無いを有るにする天才だった。
折り紙は包装紙を切って作ってくれた。ブランコは庭の木にロープと板で作ってくれた。ギターは空き箱と糸？紐？で作ってくれた。
貧乏だったわけじゃなく、すぐには買いに行けないから、とりあえずは有るもので叶えてくれた。

私の「夢」の先まで叶えて見せてくれた。

だから、私は立派な「夢見る夢子さん」になれた。

「思うことから、すべては始まる」
さりとて、思うだけでは叶わないのはいうまでもない。

この本の根幹になっている「サンマーク出版かるた」のなかから、私が実践していること、これから取り入れたいことを取り出しておこう。
「い」一冊のエネルギーが人生を変える
「ほ」本然をベースに戦略を立てる
「ち」長所を伸ばせば欠点は隠れる
「わ」わかりやすさこそ真理
「か」「過去はオール善
「ね」願いを書き出し、発表する
「む」無理のない成功はない
「う」運がよくなる生き方をしているか
「や」柳の下に金魚を放て
「ま」まずは「そう思うこと」から
「ふ」プラスのベクトルで考えろ
「あ」圧倒的な「量」が「質」へと転化する
「ゆ」有名人、はじめはみんな無名人
「ひ」病人のお見舞いに持っていける本か？
「も」盛りだくさんは売れない

思うことは自由で資金もいらない。どこにいようと誰といようとできること。
夢を叶える、成功するへの一歩は、いつからでも誰にでも踏み出せる。
全てはその一歩から。　

＊「思うことから、すべては始まる」植木宣隆著　を読んでのビブリオエッセー
《全ては「思うこと」から始まる　誰にでもできるそれが最初の一歩》

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