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「本当に必要なことはすべて「1人の時間」が教えてくれる/横田真由子著」ビブリオエッセー

《上質な時間は上質な空間から》

先月、旅荷物を作ろうと思って、クローゼットをよーくみたら、大丸 デパートの紙袋が目に入る。なんか入ってる。
それは、薄紙に包まれて丁寧にシールで封がされていた。
あれ?何だったかな。
開けてみると、半袖のワンピースが出てきた。たぶん、去年の夏の終わりに買ったのだろう。
5月に入ったら、カーディガンを羽織って着れるかなと思う。
おや?このタグはどこから?
タグの端をグッと引っ張ること2枚。
今度は白いシャツと白いズボンがスルッと、服の山から抜け出してきた。
ズボンは微かに記憶はある。シャツに至っては、どちらで購入したかも定かではなくて。

半年前の私は、「買う」事が嬉しかったんだ。
今はすっかり物欲がなくなった。
必要なものは食べることと学ぶこと。この二つが実に楽しい。

若い頃から、宝石には興味がない。母からもらった真珠のネックレスが唯一かもしれない。
そんな私にも一生のうちに一つで良いから欲しいものがある。
婦人画報や家庭画報に出てくるような、超高級腕時計だ。それを、普段使いにしたい。

本書より
「会社で表彰されたり、メジャーなものに取り上げられたりすることは「いいね」を集めやすいですし、どうしてもそちらに目がいきがちですが、自分の土台を作ってくれるのは、そんな晴れがましい舞台ではないと思います。」

ついつい、誰かのSNSが気になって、自分自身にダメ出しだして、あの人にもこの人にも、めっちゃ叶わなくて、自分なんて‥‥と1人勝手に凹むのだ。

手放そう!
自分の理想と思い描く暮らしに、似合わないものは手放そう。

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