#167 もはや人間じゃんかー!

 こんにちは、鏑木澪です。

 YouTubeを開いたら、こんな動画が……

 CeVIO AIと『BanG Dream!』(以下、バンドリ)のコラボは、以前から聞いていましたが、正直、「まぁ、本人の声の要素は残るけど、やっぱ別物になるだろうな」と思っていました。

 声を聴いてみて。

 いや、再現度高すぎて、ちょっと気持ち悪い。。。

 これが、一発目の感想です。

 ……恐ろしい時代になったね。


 オリジナルの歌声はこんな感じです。

 怖くないか……?
(私は怖かった←)


 以前、ボカロに音声提供をされた方が、インタビューで「自分と同じ声のアーティストがもうひとりいると思うと、正直嫌だし、怖かった。だって、”私じゃなくてもいい”と思われるかもしれないから」といった話をされているのを聞いたことがあります。

 その人は「今は、彼女と私は全く別のアーティストだと認識しているし、私をきっかけに彼女を、彼女をきっかけに私を知る人もいるだろうから、私は私にできることをこれまで通り続けていけば良いのだと気づいたので、これからはただ彼女の活躍が楽しみ」といった内容で話を終えられていたと思います。

 自分のことだったら、こんなにスパッと割り切れる気がしない。。。
(そもそも、私の声なんぞ誰も欲しがってない←)

 あくまで私の印象ですが、人間が歌うのが当然だった歌をボカロが歌うようになったことで「人間歌唱」「ボカロ歌唱」と区別する言葉が生まれ、「人間のほうが心がこもっている」「ボカロの無機質な声のほうが聞きやすい」と優劣をつけたがる人も出てきたわけです。

 私個人としては、「何味のラーメンが好き?」と話している時に、「うどんのほうがおいしい」と返されるような感じで、「ボカロは好き?」と聞いて「人間のほうが歌が上手い」といわれると、ちょっと悲しいです。
(聞き方がざっくりしてる私も悪いんだろうけどさ←)

 そもそも、比べるものではないと思うのよ。

 まぁ、好きなもの食べてりゃ(聴いてりゃ)いいのさ!ッ


 んー。

 音源を聴いた時の衝撃だけで記事を書き始めたので、自分が何を書きたいのか、ちっともわからない←

 

 とんでもなく主観的でめっちゃ細かい、どうでもいいことですが、『Ringing Bloom』のサビの歌詞は「Heart to Heart 立ち昇る情熱に乱舞の魂」と始まります。

 これがオリジナルだと、

 ♪あとはたちのぼんじょーねつにろ(んぶ)のたましい

 てな感じに、空耳していた私なので(言葉が意味をなしてねぇ←)、CeVIO AI/ROSEが歌っているのがこのように聞こえた時、

 ♪はとぅはたちのぼんじょーえずいろ(ん)のたましい

「やっぱり、タ行(T+母音:破裂音、破擦音)とか、ナ行(N+母音:歯茎鼻音)みたいな、舌が上顎につく音はちょっと苦手よね。サ行の摩擦音も擦れすぎてちょっと耳に当たる感じになりがちだし。オリジナルだと小さく”んぶ”って入ってたところの”ぶ”は完全にドロップしてるな。歌い出しの”は”って発音しにくいのに、よく頑張ってる」

 などと、謎のひとりごと(それ風なことをいっているが、どこまで正しいのかわからない。日本語学を齧ったことがあるのに、何も覚えていない←)が瞬時に脳内に展開されたわけですが、打ち込まれているノートを見てみると、

 ハートゥハー

 あ、これは人間側の問題。
(”トゥ”にしてるからね。歌詞的にもこっちのほうが日本語英語の発音らしい←)

 ねつにらんの

 これは、好みの問題だろうけど、私だったら「に」の前に食い気味に短く「ん」を入れて、「に」は早めに終わらせて、「ら」の子音をもうちょっとだけ長めにとるかな。
「ぶ」は入れないほうがスムーズなのはわかるから、私もこうしそうだけど、ちょっと引っ掛かりは欲しいから、どうにかできないか粘るかも。

 まぁ、実際に歌ってみてもらわないと、どんなふうに音が出るのかわからないから、なんともいえないのだけど。


 ってか、どっちにしろ「のたましい」はそのまま聞き取れてるのと、「ら」が「ろ」に聞こえるのは、私の耳がおかしいのか?
(私が打ち込むなら、わざわざ「ら」から「お」にしゃくりあげるように設定する勢い←)


 英語の暗誦コンテストに向けて発音矯正を受けた時に、「日本人が得意なはずのはっきりした母音の発音が苦手で、日本人が苦手なはずの曖昧な母音の発音は得意だね(だから、君の言葉は聞き取りにくいんだよ)」といったことをいわれたことがありますが、おそらく、私はそういう音が好きなんだと思います。

 ですから、自分で曲を作る時には、あえて「歌詞の本来の発音と違う発音」をさせてやろうと思っているのですが、いざやろうとするとうまくいかなくて、そのままにしていることが多いです。

 好きな曲をボカロに歌ってもらっていると、「全然歌詞の通り歌わないほうがそれっぽく聞こえるじゃん……」ってことがあるので、少なくとも「私の耳にはそう聞こえる音」に従うと、全然違う音になることはよくあります。

 不思議ですね。

 それについて、発音矯正をしてくれていた英語の先生が、点字を例に挙げ「木工用ボンドって、”もっこうよう”とは発音しないでしょ。点字だと”もっこーよー”って書かれてるんだって。合理的だと思ったわ」と話していたのを思い出して、妙に納得した記憶があります。

 いえ、正確には、まだよくわかっていないので、「なんとなく、そういうことなのかな?」くらいな感じです。


 うわぁ、いつものことだけど、話がまとまらない。←
(無計画に書き始めるからだ)


 現状、私はVOCALOIDのみを使ってボカロ曲を制作しており、他の音声合成ソフトを使ったオリジナル曲を作ったことがありません。

 無料だったので、CeVIOの姉妹ブランド(?)にあたるVoiSonaをダウンロードして使ってみようとした時期もありましたが、入手した時は私の環境ではスタンドアローンでしか動かず、後にAU音源としてDAW上でも動かせるようになりましたが、個人的にどうにも使い勝手が悪いと感じてから、使用していません。

 人間らしさには感動しましたから、ちゃんと使いこなせるようになりたいと思っています。

 素朴な疑問なのですが、ボカロ(広義)の曲を作っている人って、Windowsを使っている人が多いのでしょうか?
(Macと相性が悪いものが多い気がするというか、えぇと……←私は、Logicが使いたかったんだい)

 もうね、知らないことに気づきたくないわん。
(ちゃんと勉強しろ←)

 VOCALOID Editorの扱いに慣れてしまったので、それ以外で歌わせようとすると、どうにも「いつもと違う〜」というだけで、作業が遅くなり、ちょっとストレスだったり、なかなか馴染まず「使ってみたい」という気持ちだけが、置いてきぼりです。

 慣れって、怖いわね。。。

 最近買った追加音源も、単体で音を鳴らしてみて「めっちゃ音いいじゃん!」と喜んではいるものの、付属のパターンをそのままコピペして組み合わせたような曲を作るのは嫌なので、自分で音やリズムを指定したいのに、やり方がわからなくて、今まで当たり前にできていたことなのに、

 これ、どうするのー!
(YouTubeでどっちもできるって解説してる人いたよ?←もう一回見直せ)

 もう、見慣れないものを見ただけで、軽くパニックですよ。

 落ち着いて、よく見て、使えるようにしていこう!

 初めてLogicを開いた時なんて、きっと今より知らないこと多かったぜ?

 初志貫徹!
(「初心忘るべからず」の意味で使ってるなら間違ってるけど、”曲が作りたい! やり方は知らんけど、これから学べばいいだけじゃ!”と思ってたあの頃と考えてることは変わってないし、その気持ちを忘れちゃならんと思うんだな)

 うん。

 ここ数日の記事、1文がやたら長くて言い訳じみてて、なんだかダサいわ。
(いつものことだけどな←)

 前進あるのみ!

 ではでは〜

 16,2

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