#341 ”ブルーのインクのシラベ”
こんにちは、鏑木澪です。
本日は、宇多田ヒカルさんのお誕生日です。
ヒッキー、誕生日おめでとうございます!ッ
私が初めて音楽を作りたいと思ったきっかけは別のところにあるけれど、「いつまでも夢と言ってないで、やるぞ!」と決めた最後のひと押しは、ヒッキーが曲作りをしている姿を見たことでした。
『This Is Love』のライブバージョン(2006)
「調子はどうだみんな!」
「いくぞ!」
♪予期せぬ愛に〜
え、さっきまであの声で話していて、この歌い出し?!ッ
(ギャップがすごい←)
私がこちらの動画を観た当時(2019年末〜2020年頭あたり)、芸能に疎くて音楽を聴く習慣も殆どなく、「宇多田ヒカルって有名なシンガーソングライターがいるらしい(エヴァの曲書いてた人か。エヴァが好きだからギリギリ知っているぞ←)」くらいの認識だったもので、
とても衝撃を受けました。
(この曲を聴いたのも、この時が初めてだった)
それから他の曲も調べ始めて、「あぁ、この曲作った人だったんだ(CMとかで聞いたことあった)」というものもあったけれど、殆どが知らない曲で、どれも新鮮でした。
宇宙が広がっているような音がするな、と。
今まで、こんな音聞いたことなかった。
(すごく狭い範囲のアニソンと昭和歌謡を少しくらいしか聞いたことないからね)
私にとっての極め付きは、『COLORS』でした。
始まりの、1音目から「なんじゃこの音は!!!」と、聴いた瞬間にドバァッと鳥肌が立ったのを覚えています。
……興奮したんですね。
この経験がなければ、一生「音楽を作れる人になりたかったな」と言いながら過ごしたかもしれません。
また、このふたつの曲が入っているアルバム『ULTRA BLUE』の3曲目『BLUE』の歌詞が、当時学生で、学内の仕事関係でメンタルぶっ壊れ状態だった私に深く染み渡りまして、
もう、本当に大好きになりました。
仕事での出来事や人間関係そのものに打ちひしがれていたというより、「ここでも私はこうなのか」「どこへ行ってもこうなのか」と、すごく嫌で、怖くて、
今までもずっとこうだったし、これからもずっとこうなんだ
どんなに頑張ったって、悪いことばっかりだ
そんなふうに思っていた時に、
こんな歌詞が聞こえてきて、自分自身が誰より自分を否定して、縛り付けていた、囚われていたと気がついたし、そうなったのは ”あの人のせいだ” ”あの出来事のせいだ” と思うこと、
「人のせいにするのはやめよう」と思うようになりました。
とはいえ、今でも「あいつのせいだ」って気持ちになってしまうことはあるし、「私は悪くないぞ……」と言い訳してしまうこともあるけれど、
自分に変な枷をつけるのは、できるだけ少なく
できなかったこと、うまくいかなかったことより
今、できること、これから待っている楽しいこと
そこに目を向けて、足を進めていきたいです。
誰かや何か、自分以外のせいにすることで、気が晴れたり楽になったりすることもあるし、実際、どう考えても相手や出来事が悪いって場合もあるのだけど、
押し付けようとしたところで、
結局、苦しくなってたら馬鹿みたいだからね
そうなれたら理想だと思っているだけで、私は全然できていないけれど、他人のせいにして、それをきっかけに自分を追い詰めて、潰していくような生き方じゃなくて、
自分に対して、自分のすることには、自分で責任を持つ
自分の選択を振り返って後悔しない
そんな当たり前かもしれないこと、ちゃんとできるようになりたい
他人の目にも明らかな成果が出ているという視点からいえば、以前の私のほうが”上手くやっていた”と思うけれど、不満でいっぱいで、イライラしていることが多く、人にきつく当たってしまうこともありました。
今のほうが、ささやかな暮らしで、例えば何かのランキングで上位に入るとか、大きな成果は今のところないけれど、人の温かさを感じられるようになり、充実していて清々しいし、自分に対して感じていた不快感は少しずつ薄れています。
気分の浮き沈みはあるからね、また昔のどん底の時に心が戻って、「私なんか」と思う日もあるけれど、
2020年の私
なんの知識も経験もないのに、
音楽を作り始めて本当によかったよ
少なくとも、2024年の私はそう思う
きっかけをくれた宇多田ヒカルさんに、感謝!
私を見つけてくれたみなさま、ありがとうございます!
急にどうしたんだって感じの記事を書いてしまったけれど、時間が経つと忘れてしまうこともあるから、書いておこうと思いまして。。。
初心忘れるべからず、です。
初志貫徹は……ものすごく根っこのところで見れば、自分の中では筋が通っているのかもしれないけれど、一貫性のない言動をする自分がいるのも事実なのでね、ある程度の揺らぎは許容していきたいのです。
それでも私は、何かを作り続けていくぞー!
一歩ずつ進んでいくんだ。
ではでは〜
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