#268 作業が遅い!(私です←)

 こんにちは、鏑木澪です。

 学生時代、学内の仕事(実習)をしていてレスポンスが遅い人がいると「早くしてくれ!」と、どやしていたほうの人間ですが、今となっては反省しています。

 わりと、きつい言い方もしていました。

 私も10代だったのでね、それを理由に許してくださいとは言えないけれど、きっと、みんなもいろいろと事情があったのでしょう。
(事情はあったんだろうけど、やっぱり納期が決まっているものは守るか、遅れるならせめて事前に連絡を入れるべきだと、私は思うよ……)

 プライベートは、急かすのも急かされるのも嫌いなので、適度な距離と時間を保ってくれる人がありがたいなと思います。
(そういう人たちと付き合っていきたい。関係を大切にしたい)


 ”適度”の基準が曖昧すぎて、なんとも。


 私は、曲も小説も、作るのがとてもゆっくりです。

 作業時間だけ見ると、以前、記事にも書いた通り、救いようがないほど遅くはないと思います。

 noteにアップしている約2千〜1万字の小説は、30分〜2時間
 1曲(フルコーラス)は、6〜20時間

【自己紹介、補強】 『noteクリエーターさんに20の質問』に答えてみました。

 作り始めれば、1〜2日で完成させられることのほうが多いです。
(2023年6月30日時点の話です)

 んー、もっと速い人はいるのだろうけれど、
 これなら特別、”遅いアピール”をしなくてもよいのでは?

 ……安定して作り続けられないのが問題なのです。

「どんなものを作るか」が決まらないと作り始めることができないので、何ヶ月も考えていたりします。


 過去に「まずは、数。圧倒的数の上に質(より高い頻度で良いものを作る努力をしたほうが成長する)」と思い、

 週1で三題噺or掌編小説or短編小説、2ヶ月に1本長編小説を書く
 週2で曲を書く(歌もの、インストどちらでもよし)

 自分にこのようなノルマを課していた時期がありました。

 本当に初心者で、「パソコンの使い方すらわからん(作品以前の問題)」な状態だったから、このノルマのおかげで短期間で鍛えられて良かったところもあったのだけど、ある時、

 何も作れなくなりました。

 ……枯れ果てた(?)

 短期間で急激に技術が向上したり、理解して使いこなせる理論や法則が増えたりしないので、同じようなものしか作れなくなり、作るのも楽しくなくなって、どうすればいいのか、わからなくなりました。

 これは、まずい。

 向き不向きの話をするなら、このような状態になる時点で「あんた、その活動向いてないよ(才能ないよ)」という人もいると思うし、私自身、それも正しいんじゃないかと、自分に対して思います。

 私の思う”才能がある人”は、
 たぶん、こんな躓き方しないので。笑

 ”才能”は、他人と比べた時に「同じこと(同じ努力)をしてより良い結果を出せる人」に使われる言葉なのではないかと思っています。

 別に、自己ベストを出したのでいいじゃないか。

 こう考えるようになってから、だいぶ楽になりました。

 いや、今でも「同い年の人が、あんなに頑張ってる!(私の好きな有名人、まさかの同い年だった)」と、

 年齢のわりに、私どうなの
 もう〇年これやってるのに、このレベルってどうなの

 ……大丈夫?

 気になって、誕生日や年末年始に病んでいるから、説得力ないかも。笑

 ”才能(他人より優れているか)”より、「私、努力足りなくないか?(自己ベスト出るわけないじゃん、こんなんじゃ)」を気にしているつもりです。


 納期がある仕事(商業作品)ではなく、ただより良い作品を作ろうとする創作、特に誰かと協力して何かを作る場合、

 時間がかかってもいい
 ある程度、時間がかかるのが普通

 私は、そう思っています。
(というより、早くしたくても私は時間がかかりますので、嫌な人は私から離れてください。よろしくお願いします)

「そういうのじゃなくて、短期間でパパッと作って結果(収益)を出そうよ」
「どうでもいいから、とにかく早くなんか作って欲しい」

 現在、私はこういった要望にはお応えできません。
 やりたい、やりたくないの話ではなくて、やる能力がないので、他を当たってください。


 今年に入ってから、以前より共作やコラボのお誘いをいただくことが増えたのだけど、基本的に断っていました。

「自分で全部やりたいので!」は、本当に心からそう思っていることだけれど、「私の作業が遅くて、相手の時間を無駄にしてしまう」も大きな理由でした。

 過去に誘ってくださった方に、「これくらい時間がかかりそうです」と伝えたら、「遅すぎ。才能ない(普通、この時間でできるだろ)」と言われたことがあって、それが尾を引いています。

 事実、投稿頻度を見て貰えばわかるように、私は早く作れる人間ではないし、作れる時期とそうでない時期のムラがあります。

 情けないことに、自分でそれをコントロールできません。

 現在、私が思うところのプロの基準のひとつがこれですね。

 自分がどんな状態、調子が良かろうが悪かろうが、一定以上の品質で作品を作り続けられる力。

 これを身に付けたいので、先月からお誘いをいただいた時は、話をしてみて可能な限り受ける方向で検討するようになりました。
(ひとりでやっていると、どうしても自分に言い訳してしまうから)

 至らないところも多々あると思いますが、やる時は全力で頑張ります。

 まだ、現状では積極的に依頼を受けるスタンスではなくて、あの、なんといったらいいのだろう、「奮ってご応募ください」な感じではないですから、そう言える状態になったら、その時はまたお知らせします。
(この記事を読んで、私を「大丈夫な人」「依頼を受けてくれる人」と認識するのは間違っています←”現時点では”を強調しておきますが、ここまでの文脈で私の状態を察していただけると嬉しいです)


 あぁ……

 慣れない話を長々してしまったし、
 どの目線(リスナー、クリエーター)に向かって話しているのやら……


 それと、これはいつになっても変わらないと思うのだけど、「私(鏑木澪)の作品を見たり聞いたりしたことがないのに、依頼してくる」は、理解できないので、やめてほしいというか、こちらも対応に困るから、せめてひとつくらい私の作品に触れてから、ご連絡いただければ幸いです。

 ……過去にいらしたんです、こういう人。泣

 私も、誘ってくださった方の作品は、返事をする前に必ず一度は触れますので。

 って、こんなに長い文章、もとい私のnote記事を読んでくださる方は、優しい、良い人たちが多いと感じていますから、ここにこんなことを書いても、「あなた、あなたに聞いてほしいの」って人には届かないと思いますが……。


 私も歩み寄る努力はするけれど、相手にも歩み寄ってほしいなと私は思ってしまうから、「この人、合わない。無理」と思ったら、どのタイミングでも遠慮なく、静かに去ってください。

 私も譲れないところ
 自分ではどうしようもないところがあるから

 期待に添えない時は、ごめんなさい。


 基本的に、私の作品を知り、好いてくださった上でお誘いをいただいた場合、私はとても嬉しいです。
 私では実力不足だと断ってきたこともあって、せっかく声を掛けていただいたのに、申し訳ないことをしたとずっと思っていました。

 最近、noteの読者さんが増えてきたので、誰に向けて書いている記事なのか、いよいよわからない感じになりますが、

 内向きの挑戦を増やしていた昨年に対して、今年は、
 外向きの挑戦が増えていきそうです!
(あくまで気配←)

 今年中に結果が出せるかはわからないけれど、すでに記事に書いていることも、まだ書いていないことも、いろいろと動いています。

 良い報告ができるよう、頑張ります!

 できること、もっと増やしていくぞ!ッ

 ではでは〜


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