#206 マルチリンガル機能、すごい。

 こんにちは、鏑木澪です。

 このところ、Synth VのMaiちゃんと遊んでばかりいるので(一応、まじめにやってるよ?←)、その話題ばかりで申し訳ないですが、ひとまず今回でひと波終わる予定です。
(少しは仲良くなれたと思う。これから、私のオリジナル曲を歌ってもらって、もっと仲良くなれると嬉しい)


 そもそも、「Synthesizer V導入しようか。どうしようか?」と最初に書いた記事のタイトルが『マルチリンガルで歌って欲しいやん?』だったのに、私ってば、日本語と英語の話と

 歌が上手い!

 しかいってこなかったような気がします。


 日本語と英語だけやったら、バイリンガルやん。←
(十分素晴らしいのだけどね)


 Synth Vは、中国語(Mandarin)も歌えます。

 個人的な中国語の(言語に対する)印象としては、普通に話しているだけでも歌っているようで、音が綺麗な言語だなと思っています。

 母が華流ドラマや映画を昔からよく観ていて、武侠ものなんかもわりと幼い頃から視界に入る環境で育ちましたから、中国の作品だからといって特別とっつきにくさや違和感といったものはありません。

 しかしまぁ、字幕を見ないと何をいっているかは、さっぱりわかりません。←

 中国語は、大学時代に1セメスターだけ入門クラスを受講していましたが、その程度では、全く使いものになりません。。。

 中国語に関心がなく、学んだこともないという人よりは、ほんの少しだけ知っていることがあるかなくらいのレベルです。


 でも、せっかく歌える子なんだから、試してみたいじゃん?


 ということで、中国語の曲のカバーも作ってみました。

 中国語の正しい発音を知らないので、はたして、これが本当に正しい綺麗な発音なのかはわかりませんが、

 めっちゃ流暢。
(少なくとも素人の耳にはそう聞こえる←)

 昨日、「英語が苦手」といった話を書きましたが、苦手とはいえ、義務教育時代から学んでいて、英語の暗誦コンテストに出る機会もあったことから、発音だけはそれなりに勉強してきたつもりです。

 英語ならば、「あの単語とこの単語の、この部分の発音は同じだ」とわかるものもあるけれど、中国語はそれ(語彙)がもう皆無といってよいです。

 オリジナルの歌手の発音と比較して、露骨に違うところは直そうとするのだけど、どの音にすればいいのかわからないから、曲全体を通して聞いて近い音を拾ってくるという、なんとも非効率な作り方になってしまいました。

 歌手によって発音に癖があるのかもしれないから、何が正しいのかは、ちゃんと中国語の勉強をしないとわかりませんね。
(中国語、きちんと勉強したいな……)

 あ、昨日、英語の場合は「全部、アルファベットで入力できます」みたいなことを書いたのだけど、中国語は「キーボードで入力できるようになっています」というべきなので、合成音声用の発音記号は、”キーボードで入力できる”と認識しておいたほうが間違いがなさそうです。

 なんだか、日本語と英語の発音記号に登場していなかった数字とか、@とか、/とか、いろいろなものが使われていて、「わぁ、こんなの見ちゃうと日本語って本当に発音が簡単な言語なんだな」と改めて思いました。

 それと、これまで、日本語を歌わせる際は、ローマ字かひらがなで入力するしか選択肢がないと思っていたのですが、どうやら漢字が読めるようです。
(まだきちんと試していないから、どこまで読めるのかはわからないけど、私より賢そうだわ←)

 中国語に切り替えるのを忘れて、日本語設定のまま打ち込んだら、漢字(日本でも使われている漢字)をそのまま読んでいて驚きました。

 そして、中国語は、全て漢字入力でも問題なく発音してくれて、感動しました。

 いやぁ、全部拼音で入れろとかいわれたらどうしようと思っていたので、本当にありがたいです。
(拼音がわからないと漢字も出せないから、オリジナル曲を作るにはやっぱり勉強しなきゃダメだけどね。←カバーだから歌詞をコピペできた)

 今回、1曲歌わせるのに、認識してくれなかった漢字は、1文字だけでした。

 そこは、発音が同じ別の漢字を引っ張ってきて埋めたので、全く問題はなかったです。

 基本的に1音(1ノート)に対して1字(1音節)で曲が構成されているようなので、日本語や英語のように「この音に対して、音節はどうわけたらいいんだ?」と悩まなくていいのが新鮮でした。

 もう、日本語をモーラ(拍)と音節で考え始めると、ネイティブなのにわけがわからなくなってくるんですよね。。。
(ゲシュタルト崩壊?←)

 英語は、ネイティブではないから、正しいかどうかはわからないけれど、「こう聞こえたほうが自然じゃない?」と思うと足したり、引いたり、繋げたりで調整したくなるところがあります。

 中国語は、自分の中にそういった感覚がないから、調整する方法(より自然に聞かせる方法)が全くわからないのが前提としてあるけれど、オリジナルと比較しながら聞いた時にもろおかしい感じにはならず、とりあえず普通に聞ける状態になっていました。

 まぁ、中国語は21の子音と10の母音があるとか(?)、とんでもない数の発音があったと思いますから、音自体で伝えられる情報が多いのかもしれません。
(めっちゃ適当な思いつきをいっています←)


 そういえば、中国語には声調といって、4種類のアクセント? イントネーション? 音の高低差が存在しているのですが、「それって、歌ったらわからなくならない?」と思って、大学の中国人の先生に質問してみたら、「うん。歌を聴いただけじゃ、何いってるか全然わからない」といっていて、絶句しました。

 中国人の留学生にも同様の質問をしたところ、「大体はわかるけど、歌詞を確認するまで、それが正しいかはわからない」という回答でした。

 ……おい、ねいちぶ。←

 中国人全体がこういった回答になるのかはわかりませんが、私が話した人たちは大体こういった回答でした。
(みんな、日本語か英語がペラペラだったから、私が中国語を話せなくても会話できてありがたかった)

 不思議ですね。

 まぁ、日本語の曲でも不思議な発音や分け方をしているために、「そんな歌詞だったのか」と歌詞を確認して初めて知るみたいなことはありますが、中国語の曲はネイティブにはどんなふうに聞こえているのでしょう。


 どう頑張っても、今更、ネイティブにはなれないけれど、意思疎通ができるくらいには、使いこなせる言語が増えると「言語=文化=思考」と繋がるところがあって、いろいろな考え方ができるようになって面白そうだなと思います。

 ただ、私にとって言語学習って、面白さよりも苦痛のほうが勝るもので、あまり積極的にやりたいと思えません。

 ほんやくコンニャクは欲しいけど、千里一歩羽ぼうきは欲しくないという。
(ドラえもんのひみつ道具ネタである)

 コツコツやれば確かに身につくのだろうけれど、あまりにも道のりが長いし、母語ですら、20年以上使ってるのにわからないことだらけで、

 もう、やんなっちゃいます!


 あ、でも、中国語の小ネタとしては、「洗手间! 洗手间!」(Xǐshǒujiān シーショージェン!)と焦った様子で学内をうろうろしている人がいて、「あ、トイレ探してるんだ」とわかったから案内したら、すごく感謝されたことがあります。

 その人は、日本語も英語も殆どわからなかったようで、学内行事の来賓だったみたいだけど、外国で言葉の通じる人がいない時にトイレに行きたくなったらとても不安だと思うから、”洗手间”が聞き取れて私も少しはその人の役に立てた気がするので、そういう時に他言語の学習をしていてよかったなって思います。


 まぁ、難しい話はいろいろあるけど、こういう喜びは大事にしていきたい。


 最後に、中国語の早口言葉をひとつ。

四是四,十是十,十四是十四,四十是四十。

 これ、授業でやったけど、全然できなくて、笑うしかない。笑
(なお、今もできない←)


 ではでは〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?