#253 絵を描くモチベ、上がった気がする?

 こんにちは、鏑木澪です。

 私が過去に「イラストを描けるようになりたい!」と思って勉強したのは、2018年と2020年のことでした。

 んー、どちらも1年経たないうちに挫折しています。笑

 2018年は、大学生で学内の仕事(名目は実習)を始めたら、忙しすぎてやる時間も気力もなくなってフェードアウト、約1年半後、仕事をやめてからもう一度挑戦しようとしたけれど、

 仕事してた頃のこと思い出すし
(夜中、ってか早朝までエナジードリンク飲んで仕事してたから、寝られないし、寝たら授業間に合わないとかで、絵を描いたり、小説書いたりして時間潰してた)

 練習足りてないから下手なままだし
 面白くない

 ってことで、”イラストの描き方”的な動画を観たり、本を読んだりはするけれど、自分で実際に描くことは早々にしなくなりました。

 ちなみに、私は幼少期から絵を描くのが苦手で、好きではありませんでした。

 幼稚園の頃、自分の指をちゃんと見て描いたはずが、指の本数が4本とか、6本とかになってしまって、大人たちに「ちゃんと見て描きなさい」「その絵、おかしい」といった趣旨のことを言われ、自分でもおかしいのはわかっているから、恥ずかしくて、嫌になって、指以外も一事が万事そんな感じだから汚くて気持ちが悪いので、描くのが嫌いになりました。

 今思うに、「下手くそなのが恥ずかしい。誰にも見られたくない」から描きたくなかったのだと思います。
(学校の写生大会とか、学期始めに描かされる似顔絵とか、地獄だった←)

 でも、人の絵を見るのは好きでした。

 母が大きな括りではそちらの仕事をしていたこともあって、子供の頃から美術館にはよく連れて行ってもらっていたと思うし、色々な図書館に行って絵が綺麗な本も沢山読ませてもらいました。

 だから余計にね、自分の描くものがそれらと大きくかけ離れているから、「これは無理だ」と思って、ラグガキもしないし、絵なんか描きたくないと思って生きてきたのだと思います。


 ここ数日で、絵を描くモチベーションが上がってきた気がします。
(どうした、急に)


 ボカロPを名乗るなら、総合的にボカロ曲をプロデュースしていかなければならないので、ビジュアルワークも無視できるものではありません。

 しかし、私の場合は、YouTubeやニコニコ動画といった動画投稿サイトよりも、SpotifyやApple Musicのほうが再生数が伸びているので、「”現代風のイケてるMV”じゃなくても曲を聞いてくれる人はいるんだ」という印象があります。

 そもそも、曲を作ってボカロに歌ってもらおうかと考え始めた頃、YouTubeを漁っていたら、”一枚絵で歌詞の字幕が入るだけ””イラストなしで歌詞の字幕だけ”でも、チャンネル登録者が1万人を超えている人(現在は35万人超え)がいらしたので、

 本当に曲がよければ、それでも聴いてもらえるんだ

 別に、流行りに乗らなくてもいいんだ

 そう思った記憶があります。
 まずは、曲を一生懸命作ればいいじゃないか、と。

 ただ、私が”ボカロP”になるなら、「曲、動画、小説。全て1人で作れる人」になりたいから、イラストの描き方、動画の作り方も学んで、いつかは総合的に表現できる人間になりたいと思っていました。

 ……どうにも、モチベーションが……ない。

 上にも書いた通り、私の場合は、動画投稿サイトでの再生数が3桁の曲でも、楽曲配信サイト(MVなし)では4〜5桁だったりするから、正直、収益だけを考えるなら今のままで全く問題がないのです。

 MVを作る費用や労力を考えれば、作ってしまうとむしろマイナスになります。

 一方で、自分の「表現の幅を増やしたい」という意味では、ストーリー性のあるMVを作れたら面白いだろうとか、MVをつけることで曲の内容をより伝えられるようになるかもしれないとか、MVを作れたほうがプラスになります。

「曲の再生数が欲しい、沢山お金を儲けたい」とは、今のところあまり思っていなくて(全く思ってないといったら嘘になるのだけど、最重要ではない)、

 自分で作れるものを増やしたい

 こちらのほうが重要度が高いです、本来は。←


 こうしたほうがいいって、わかってたって

 できないこともあるんだわぁああああ!!ッ


 アニメみたいなMVを作りたいなら、その勉強
 情報量の多いイラストを描きたいなら、その勉強
 一枚絵を効果的に動かしたいなら、その勉強

 今日日、学校に通わなくとも勉強する術はいくらでもあるから、やればいいのはわかっているのだけど、どうにも、”ビジュアル(目に見えるもの)”を作ろうとすると拒否反応が出ます。

 どうしてなんだろう。

 って、『絵を描くモチベが上がった?』の記事を描こうとしているのに、「描きたくない理由」を探しても仕方がない。

 急に「モチベが上がった”気がしている”」のは、VTuberのファンアートを見たのがきっかけでした。

 VTuberの配信サムネイルに使われているイラストは、配信者本人が描いたか、プロに依頼したものだと勝手に思っていたのだけれど(最近VTuberに興味を持ったばかりで、知らないことだらけ←)、

 ファンアートだったのかぁあああ!ッ
(全部ではないのは承知しています)

 いやぁ、ほぼ毎日配信しているのに、どうやって用意しているのだろうと疑問に思っていたから、答えがわかってすっきりしました。

 私がこれに気がついたのは、好きなVTuberのツイートで「こういう絵、描きたいな。うますぎる」といった内容が流れてきて、飛んでみたらファンアートがRTされており、

 ……RTされてるってことは、公認なんだろうけど、こういう二次創作って権利的にどうなん?

 という考えが、「本当だ、この絵、めっちゃいい!」と思うより先にチラついてしまって、その人が所属している事務所の二次創作ガイドラインを調べたのがきっかけでした。

 なんか、悲しいよね。。。

 実は権利的にアウトだけど黙認されている二次創作も世の中には沢山あります。
「みんなやってるからいいだろう」みたいなノリのやつですね。

 今回に関しては、現時点のガイドラインを見るに「全般ガイドラインを遵守していれば、二次創作をしてよい(雑な端折り方でごめんなさい)」と書いてありました。

 す、すげぇ。
(自分が二次創作に興味を向けてこなかったこともあって、こんなに堂々とOKが出されているもの、あまり見たことがなかった←)

 そ、それでですね。

 公式でOKが出ているなら、私も描いてみたいじゃん……?
(描けるとは言っていない←)

 描いたって人に見せられない、何が正解なのかもわからない状態で絵の練習をするのはきついけれど、描いたものを外に出していいし、正解の範囲がある程度指定される(例えば、キャラクターの顔とか、衣装とか)と自分に足りないところもわかりやすくなるから、良いなと思いました。

 そして、推しに見てもらえる可能性が。。。

 いや、正直、私は「認知してくれ」みたいなのはなくて、むしろ「私なんか見ないでくれ、ブラウン管の中の人」と思っているから、それはどうでもいいのだけど、

 んー

 なんだろうな、実は、一方的にだけど「この人に聞いてもらいたいから、この内容について曲を作りたい(曲で私の気持ちを伝えたい)」と思っていたアーティストがいたのだけど、亡くなってしまって、ただの私のエゴだけど、下手くそでも一生懸命作ってその人が生きているうちに発表すればよかったなと、後悔しています。

 そのアーティストは、私が初めて送ったメッセージにお返事をくれた人でした。

 普段なら、機会があっても苦手だから絶対にそんなことはしないのに、どうしても聞いてみたいことがあったから、その人が読む可能性が高いとわかっていたのに、メッセージを送りました。
(相手が芸能人だろうが一般人だろうが、読む可能性があるとわかっているところに、特定の人に向けた言葉を書くのは苦手だから、避けている節がある)

 独学で曲を作り始めて、訳がわからないまま進んできて、自分が成長しているのかもわからないし、自分がどこに行きたいのかもよくわからなくなっていた時期に、「そうか、私なんかでも音楽続けていいんだ」と感じる言葉をもらいました。

 仮に間に合って、世にその曲を出したとしても、その人に対して「聞いてください」なんて主張するつもりはなかったし、その人の耳に入らない可能性のほうが高い、入って欲しいとも思っていなかったのだけど、

 なんだかなぁ、って。

 私より10くらい歳上の人だったけれど、まだ若いし、そんなに早く亡くなると思っていなかったから、「もっと上手くなってから」「もしかしたら聞いてもらえるかもしれないし」「いつか」って、心のどこかで思ってて。

 ただのエゴなんだけど
 迷惑かもしれないけど

 せめて、伝えようとすればよかったかな、って。

 自分がそうしたかったってだけで
 私が何かをすることによってその人の役に立つことなんてなかったと思うけど。

 その人はね、音楽をやってる人だけど、脚本を書いて舞台にも立つし、イラストを描いて個展も開く人でした。

「写真がなくなったら、私たちの絵を描いてくれませんか?」と、もういなくなってしまった人の新しい写真を撮ることはできないから、それでも新しい思い出をと、力を貸してくれないかと、おっしゃっていて、

 ……私も、いつか

 そう思ってたのに、その人もいなくなっちゃって。
 話が違うじゃん、ってね。


 何にもできなかった。

 もらうだけもらってしまって。


 なんだか、ぼんやりした話になったから、「こいつ、何言ってるんだ? 誰の話してるんだ?」と思っている人が多いだろうけど、

 できることは、ちゃんとやらなきゃ
 ”いつか”じゃなくて、もうちょっと具体的に

 そういう話です。

 いつか、イラスト描けるようになりたいって思ってるだけで、ある日突然描けるようになることなんてないから、手を動かしていかなきゃね。

 これまでと違った動機で、イラストを描けそうな気がしてきたから、この気持ちが消えないうちに、また練習を始めようと思います。

 本当にね、子供時代のお絵描きすらすっ飛ばしてきた人間だから、下手くそで、センスもないし、話にならないって感じなんだけど、磨いていけばどうにかなるところもあると思うから、頑張ってみます。


 あ、そんなことより、新曲出せよって感じですかね……
(作ろうとはしているのだけど、あの……察してやってください)

 これは、現実逃避か?

 ではでは〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?