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メキシコ料理の新定番「ポソレ」を紹介したい【前田家の世界一周】

相変わらずメキシコのグアダラハラにいます。いつも通り、観光2割生活8割くらいの時間割で生活しているため、基本的に自炊が多い生活をしています。ごくたまに外食をするのですが、その時に食べるメキシコ料理がすべて美味しくて毎回驚きます

今まで食べたメキシコ料理の中で、飛び抜けて美味しかった「ポソレ」について紹介させてください。日本でも絶対流行ると思う。

ポソレとは

ポソレは、メキシコ料理の一種で、豚肉や鶏肉を煮込んだスープで、白いトウモロコシが入っています。主にクリスマスや祝日など特別な日に食べられる伝統的な料理ですが、割といつでも街中のレストランで食べれます。

ポソレにはさまざまな具材が添えられることがあります。一般的な具材には、レタス、ラディッシュ、アボカド、オニオン、コリアンダーが含まれます。レタス?と思いますが、これが合うんです。

ポソレにもいろんな種類があります。ポソレ・ロホ(赤いポソレ)は、赤いチリソースで味付けされたもので、ポソレ・ベルデ(緑のポソレ)は、緑のサルサやトウモロコシの葉で作られています。ポソレ・ブランコ(白のポソレ)は特に追加の味付けはなく、1番シンプルです。

私が食べたのは「ポソレ・ブランコ」で具としてはレタス、玉ねぎの他、もつ系の色んなお肉がミックスして入っていました。

なぜポソレを食べようと思ったのか

ポソレを食べようと思った理由は3つあります。

1つ目は、せっかくメキシコに来ているのだから、珍しい料理を食べたいと思ったことです。メキシコ料理といえばタコス、サルサみたいなイメージがありました。しかし、これだけ文化がある国なので、きっと他にもあるはずだろうと思っていました。

2つ目は、ラーメン二郎が食べたくて仕方がなくなったことです。そもそも麺が大好きなので、TikTokで二郎系の動画が連続して流れる時期がありました。コッテリな料理が食べたい欲が高まっていたところ、見た目がヤサイマシマシの二郎っぽいGoogleのレストランレビューを見ました。

もしや、マシマシ…?

よく見ると「ポソレ」という名前の料理で、二郎では無かったのですが、味は二郎かもしれないと思い俄然行く気が出てきました。

3つ目は、現地に住んでいる日本人の友人に「ポソレはうまい」と太鼓判をおされたからでした。その友人は、現地のシェフをはじめとした食にこだわる方に日本の包丁を販売しています。美味しいレストラン、美味しい料理をたくさん知っています。この人がお勧めするなら間違いはないはずです。

ポソレ、絶対食べねばならぬ。

ポソレを食べたレストラン

ということで、Google Mapで見つけていた二郎系っぽいポソレを提供するお店に行くことにしました。調べてみると、開店時間が19:30。ディナー営業しかしておらず、しかもオープン遅めと強気仕様なお店で驚きました。Googleの口コミも4.6と高得点。きっと美味しいのだろう、とワクワクです。

Cenaduria Los Gueros De Villa

19:30きっかりに到着するように家を出ました。到着してみると、すでにテーブルが9割埋まっていました。え、人気店じゃん。しかも現地の人しかいない。

お店の人が忙しすぎてテーブルに案内される気配がなかったので、一生懸命アピールして座らせてもらいました。座る際に、テーブル番号と思われる手書きの番号札を渡されました。ただ、メニューは渡されませんでした。おっと。これはメニューが無いスタイルか。

スペイン語がほぼ分からない。初めてのお店。メニューが無い。

という3困難フラグコンボが立ちまくったのですが、ここは前田家特有の「ノリで乗り切る根性」で行きます。

とりあえずポソレが食べれたら良かったので、Google Mapのレビューに載せてある写真を準備しました。これを見せて「ポソレ、タベタイ」といえば通じるだろう。

結果、普通にオーダーできました。テーブルに乗るか不安になるレベルポソレとタコスが出てきました。ちなみにお店のお姉さんは、すっっごく優しくて、ポソレのサイズを(Chico-小, Medio-中, Largo-大)迷っていたら、お皿を3サイズ分持ってきて説明してくれました。最終的にはMedioサイズを頼んだのですが、2人で分けることを察して、料理を持ってくる際には2つのお皿にあらかじめ分けて持ってきてくれるサービス。ありがたいね。

肝心のポソレですが、美味しかったあ!!!二郎ほどコッテリではなくて、むしろあっさりしているスープに、もつ系のお肉が大量に入っています。その分若干のコッテリ感は出てきますが、レタスと玉ねぎと一緒に食べると丁度良い爽やか味になりました。

ポソレに入れるもつは、本来選べるようでした。ただ、私たちのスペイン語力では聞き取れない&伝えられないので、お姉さんが「全部?」っぽいことを言ってくれた際に全力で「Si!」と答えたので、もつモリモリで出てきました。

ポソレ旅の間、私と夫2人でパシャパシャと写真やら動画やらを撮っていたからか、ご飯が食べ終わった後にお店のお姉さんから声をかけられて、厨房に連れてきてくれました。ポソレの作り方を教えてくれたのですが、2割くらいしか分からなかったのが残念。でも、その心遣いがポソレ並に温かかったです。

地域密着型のお店

ポソレを食べてほしい

ポソレは万人受けする味で、入っている具材は日本人にとって馴染みがあるものでした。辛くすることもできますが、チリを入れるまでは塩ベースの優しい味です。体調が悪い時とかに食べたら最高かもしれません。

私的には1番好きなメキシカン料理だったので、ぜひメキシコに来られた際には食べてみてください。


そういえば、ポソレって日本でも食べれるのかしら?と思って調べていたのですが、東京にあるサルシータ(広尾駅)で食べれるっぽいです。


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