ブラジルで1番おすすめの絶景 レンソイス・シャパダジアマンチーナ国立公園へ【前田家の世界一周】
ブラジルが広すぎて書くことが多く、現在地とnote更新の差がどんどん大きくなってきています。どうしよう。
サルバドールからレンソイスへ
エモい地サルバドールから、次はレンソイスへ向かいます。ブラジルの観光地で「レンソイス」といえば2ヶ所ありますが、「シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園」がある方のレンソイスです。
サルバドールからはレンソイスへは、長距離バスのGuanabaraで移動します。6時間半くらいの移動です。
サルバドールのバス乗り場はこちら(Google Mapのピン)
今回は、サルバドール→レンソイス→サルバドールに戻ってくる予定なので、数日後にまたここに戻ってきます。
サルバドールのバスターミナルは広々としていて、中にスーパーも入っている便利な場所でした。マックもアサイー屋さんもあるので、ご飯もここで済ませられます。出入り口は人が多く、気が抜けない雰囲気がありましたが、危険度はそこまで感じない場所でした。
パラグアイ→サンパウロ、サンパウロ→リオ・デ・ジャネイロのバス移動を経験しているので、乗り方も手慣れたものです。
6時間のバス移動になると、途中で休憩が入ります。ブラジルのバス移動における休憩=激ウマなランチチャンスです。
ブラジルの休憩所(ガソスタと併設されていることが多い)ではビュッフェ形式のレストランが多く、最終的な食べ物の重さを測り、お会計をします。焼いたお肉やモツ煮込みがビュッフェメニューとして用意されていることが多いですが、今回の休憩所は本気度が違いました。
ガチのシュラスコやってるじゃん。
お兄さんの後ろでお肉が常時焼かれていて、好きな部位を選んで切り落としてもらいます。牛の他に、チキン、ハツ、ソーセージもありました。本格的すぎる。
言うまでもなくシュラスコのお肉はジューシー&肉肉しさがあり、普通のレストランレベルでした。これが休憩所で食べれるとはブラジル恐るべしです。
あっという間に6時間は過ぎ、レンソイスに到着です。
レンソイスのバスターミナルは小さく、街から少し出た場所にあります(Google Mapのピンはこちら)。そこまでバスの出入りがないので、バスはターミナルの外に止まり、道端で荷物の上げ下ろしをしました。
レンソイスの街
レンソイスは、ブラジルのバイーア州にあります。先日までいたサルバドールと同じ州です。ここは、チャパーダ・ジアマンチーナ国立公園の近くに位置する街なので、この国立公園への入り口として栄えています。
国立公園の近くということもあり、緑が多く、青空とのコントラストが爽快でした。
シャパーダ・ジアマンチーナを軸に街ができているので、観光客がツアーに出ている午前中からお昼にかけての街はとても静かです。夕方以降からレストランやカフェが開店し、夜が1番賑わいます。
夜のレストラン街は客引きもあったり、道路が狭く、スリに遭いそうな雰囲気がぷんぷんしていたので気を引き締めて歩きました。
上の写真からも分かりますが、街中の道は石畳です。歩道は、道路から30センチ以上の段差をつけて建てられています。普通に歩く分には何の問題もありませんが、スーツケースがあると地獄です。
20キロ以上のスーツケースを、ガッタガタの道に転がして歩きます。スーツケースの底がえぐられました。歩道も1本で繋がっているわけではないので、道のブロックを進むごとに、大きな段差からスーツケースを上げ下ろししながら進みます。
加えて、滞在していたAirbnbが、街中から15分ほど歩いた場所にありました。スーツケースのせいで倍くらい時間がかかり、到着した頃には息切れマックス。控えめに言ってクソしんどかったです。「バックパッカーだったらな…」と真剣に思いました。
滞在先
上記で街中から離れているとお話ししましたが、具体的にはこれくらい離れていました。
スーパーやレストランはセントロに全てあります。Airbnbがある場所は住宅地で、売店はありませんでした。長距離バスが発着している停留所は、川を渡った先にあります。利便性にはちょっと欠ける場所だったかなと思います。
詳細はブラジルの旅ルートをまとめている、こちらのnoteをご参照ください。
当たりのランドリー
定期的に良かったランドリーを紹介している気がしますが、レンソイスにも素晴らしいランドリーがありました。何が素晴らしいって、オーナーの人柄です。
それなりに暑い天気だった日に向かったのですが、洗濯が終わるのを待つ間、オーナーの方がお水とコップを2人分持ってきてくれました。優しすぎる。奥がオーナーの家になっているようで、お家から持ってきてくれた感があり、何だか心が温かくなりました。
セルフ形式のランドリーで、クレカ支払いができます。洗剤込みで洗濯機・乾燥機、各22.90レアルでした。
シャパダ・ジアマンチーナ国立公園ツアー
さて。そもそもレンソイスになぜ来たのか。それは、シャパダ・ジアマンチーナ国立公園のテーブルマウンテンに行くことでした。
この目的地に着くために、ZENTURと呼ばれるツアー会社によるツアーに参加をしました(ツアー予約のリンク等は、こちらのnoteにまとめています)。
ツアーでは、国立公園のテーブルマウンテンに行く前に、他の名所もいくつか巡りました。
まずは、ムクジェジーニョ川と悪魔の泉をめぐるトレッキングへ。
ちなみに川の水が茶色なのは汚れているからではなく、川底にある葉や枝から出たものらしいです。
とにかく絶景でした。30分くらいのトレイルをどんどん進むと、悪魔の泉へ。悪魔の泉は名前だけ聞くと恐ろしいですが、泳げる泉です。
この次に、煙の洞窟とよばれる鍾乳洞へ。懐中電灯を手に、ヘルメットをつけて歩きます。
天井が低く、狭いスペースに入って、ツアーグループ全員の懐中電灯を消した数秒がありました。数ミリ先も真っ暗。不思議と頭も無に。
同じ敷地内にあるレストランでランチも食べました。やっぱりビュッフェ形式です。
鍾乳洞の次は、Fazenda Pratinhaと呼ばれる観光施設へ。
ここには、かの有名な「青の泉」があります。シーズン中だと太陽の光が差し込んで、水面が真っ青になるみたいです。
洞窟の他には、ジップラインもできる泳げる泉があります。
水温が程よい冷たさで、歩き回った後に入ると爽快。深さも154センチの私が余裕で足がつくレベルでした。
最後に向かったのは、シャパダ・ジアマンチーナのテーブルマウンテン、パイ・イナーシオの丘です。
丘の頂上にたどり着くためには、岩が重なるようなトレイルを30分ほど上ります。簡単に登れるトレイルではなく、足腰をしっかり使いながら登るので、体力が必要です。午後5時から登ったので気温はちょうど良く、爽快でした。
頑張って登ると、こんな景色が現れます。
この日は幸いなことに天候も良く、美しい夕陽を眺めることができました。
目の端から端まで何も無くて、遠くの先まで緑と青が続いていました。こんなにきれいな景色は生まれて初めて見たかもしれない。
よくわからん場所に来ましたが、来て良かった、と心から思える場所でした。中南米の旅を全体的に見ても、ここで見た景色が1番印象に残っています。
これらの名所を全て1日で周るという内容が盛りだくさんのツアーですが、夕方6時には街に到着していました。ガイドさんの時間管理スキルが半端なかったです。英語でも案内してくれるガイドさんで、ツアー会社の受付の方も英語が話せました。とても良いツアー会社だったので、非常にお勧めできます。
まとめ
ブラジルといえば?と聞かれたら、サンパウロ、リオ、アマゾンなどが先に出てくると思います。今回、レンソイスに行ってみて、他の観光名所に並ぶか、それ以上の魅力を感じました。行きづらい場所でしたが、行って良かった。
\私はこんな人です/
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