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まちづくりとかけてDIYと解く

まちづくりとの遭遇

まちづくりって、言われてもよくわからないし、自分に関係ない
こう思われている方も多いのではないのでしょうか

私もそうでした
平日は会社に行って、帰って家で寝る、休日はネットや映画にスポーツと。
住むところも自分で選んだし、近所にはスーパーとどこに行ってもあるお店があればOK
お店は、そのうち大規模店のみになるんだろうな、と思ってました

また、自治体は、道や公園、学校といったハード面を整備してくれて、あとは加盟率が5割を切った町内会が、昔ながらの仕組みとして残っているのが「まち」なんだと、思ってました

先日、世田谷区の基本計画審議会という外部有識者の集まり(区役所側も参加)が開催されたのですが、
その中で、区内には、下北沢、二子玉川、三軒茶屋、烏山、下高井戸など個性豊かな「まち」があるよ、という話になり、少しだけ「まちづくり」なるものをぼんやり意識するようになったので、少し書いてみます

世田谷区の面積は58㎢と、23区で2番目に広く、山手線63㎢を少し小さくした大きさになります
区役所の体制としては、地域コミュニティやまちづくりの支援窓口として「まちづくりセンター」を28か所に設置しております
また、「あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)」と「社会福祉協議会」も各まちづくりセンターと同じ建物に入り、近所にある「児童館」と合わせて四者が連携して地域づくりしています

でも、こういった建物や組織を知る人は少ないのではないでしょうか
高齢者や児童館に通うお子さんがいない限り、あまりご縁がないですから
十数年、世田谷区に住む私も四者連携を知ったのは、昨年、区役所に転職したあとです

そんな私ですが、2年前に、ひょんなことから「三茶にサンタがやってくる」というイベントの企画運営に参加させてもらいました
生活困窮家庭のお子さんに寄付を募るイベントなんですけど、やってる方も観てる方も実に楽しかった

あの楽しさは何だったのだろうと考えてたんですが、今から思うと、
自分たちで自分たちのまちを創っている楽しさ、「まちづくり」だったのだと実感します
まさにDIY(Do It Yourself)と通じる楽しさです

三茶にサンタイベントは、行政は直接、関わってなかったですが、
まちづくりって、行政だけではできないし、住民や在勤者、在学者などと行政が連携しながら創っていくものなんだと思ってます

皆さんも、ぜひ、興味を引く地域のイベントがありましたら参加してみてください
普段読まずに捨てている区報「せたがや」も読んでみるといろいろ載ってますよ
そして参加してみて楽しかったら、少しだけ勇気を出して、運営手伝いに手を上げてみてはいかがでしょう

そういえば、年末に読んだ”東急百年”という本の中で、多世代にわたり楽しく生活できるまちをつくるには、住民にそのまちへの興味関心を持ってもらうことが第一歩だ、みたいなことが書いてありました

DXでまちづくりの土台をつくる

DXを担当する区役所職員として、今から何をすればよいのだろう?

ヒントは、世田谷区DX推進方針ver.1の中の “参加と協働のRe・Design”にちゃんとありました
そこには、
区民や地域団体、事業者、行政などが、それぞれコミュニケーションを取り合うことのできる環境整備をデジタル化の推進により実現。コミュニケーションの活性化に繋げ、地域活動に参加する機会を多様化する
とあります。まさにこれだ!

まちづくりの土台をこんな感じで作っていくとよさげ
・区に関する情報をわかりやすく開示する(HPやオープンデータで)
・関心もってもらうようなイベントをいろんなテーマで開く
・興味関心ある人にプッシュで伝えていく(区報、SNS、LINEなど)
・区役所職員含め、関心もった人たちがコミュニティを作り、その活動をICTでサポート

まだまだ、まちづくり初心者ですので、そのうち、続きを書いてみます

おまけ

世田谷つながりで、駒澤大学の外部有識者会合なるものに参加させていただきました。
外部委員は5名で、うち3名が曹洞宗系の学校グループの学長さんたちです
仏教の世界とは全くご縁がなかったので、皆さんのお話が楽しかった。
また、学校と学生との関係が、区役所と区民との関係と似た構造なのも気づきでした

携帯用袈裟を、何かの物入れかと尋ねてしまって、赤面してしまいました
全身を覆うもの以外にも袈裟ってあるんですね、知りませんでした。
恥ずかしかった

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