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武谷剛介氏の実像
ご子孫の方の快諾を得ましたので、「直違の紋に誓って」の主人公である、武谷剛介氏の肖像画を引用させていただきます。
こちらの肖像画は博物館に展示されているのではなく、ご子孫の方の家庭で大切に保存されているもの。
この小柄な体で戦場に立ったのだと思うと、感慨深いものがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1665134865722-5UA6X3u6SD.png?width=800)
なお、肖像画のモデルとなったのは、剛介氏の孫に当たる方(私の知り合いの方のお父様)。
11歳のときに映画関連(昭和14年)の撮影に応じたものでしょうか。出陣当時の剛介の服装を再現されたのだそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1665137953631-fj1Erg39p5.png)
※確認したら、広報にほんまつでも「孫が14歳のとき」となっていますが、正確には11歳のときの写真だそうです。
ですが昭和4年生まれの方と、安政2年生まれの剛介氏では、大分世代に差がありますから、剛介氏の14歳のときとお孫さまの11歳のときでは、体格にさほど変わりがないかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1665137828939-MWhEEMetLB.png?width=800)
一方、こちらは晩年の剛介氏。右から2番めの方です。
![](https://assets.st-note.com/img/1665136451084-J28s7OnqQV.png?width=800)
戊辰戦争の生き残りの方々。
左より、佐倉強哉氏(戊辰当時19歳)、小川又市氏(同17歳)、武谷剛介氏(同14歳)、成田達寿氏(同13歳)。
大正6年9月15日に行われた、「戊辰五十周年記念式典」にて。
同年代の中でも剛介氏は、かなり小柄な方だったことが伺えます。
出征当時の身長は、145~150cm位だったのではないか?というのが、私の推測。
剛介氏から見たら、今の私は大女の部類ですな💦
(160cmくらいなので)
ここで、どうして「肖像画」を持ち出したか。
それは、著作権協会様の記事を通じて、「白虎隊記念館の家老肖像画」を巡る問題を知ったためです。
うーん、白虎隊記念館の方も、素直に事実をお伝えすればよかったのに。
ご遺族(ご子孫)の方も、情報公開をされて嬉しい場合と、そうでない場合がありますよね。
やみくもに宣伝をすればいいというものでもないのだと、私は考えています。
外部の人間が口を挟むことではないかもしれませんが……。
昔は「肖像権」「人格権」なんて気にしなかったでしょうから、このような事態になったのでしょうけれど、やはりご子孫にすれば、「粗末に扱われた」という不快感は残ったでしょう。
そんなわけで、この「剛介少年」は、ちゃんとご子孫の方の同意を得て、公開しております。
この少年が、どのような経路を辿るのか。
肖像画でイメージを膨らませつつ、楽しんで頂けましたら、幸いです!
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これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。