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須賀川桜紀行~市街地編

私が馴染みのある「桜スポット」というと、こちらでしょうか。
須賀川市街地自体は、戦国の世までは城下町、それ以降は宿場町として発展してきた歴史を持っています。

釈迦堂川

長沼地区から市街地へ戻り、そのまま釈迦堂川しゃかどうがわ方面へ向かいます。
別記事では夜桜の光景を俳句にしてみましたが、到着したときはもう少し明るい時間帯でした。
この日は日曜日ということもあり、さくらフェスの最終日となっていました。
そのため、キッチンカーが集合し、なかなか賑やか。
日曜日ということもあり、夕方にもかかわらず、10台以上いたのではないでしょうか。
もっとも、下の写真はその翌日ですが^^;

腹ごなしは、すっかり顔なじみになったメロンパン兄貴のところで、チュロスを頂きました。
その様子については、こちらからどうぞ!

で、知らなかった……というよりも、全く気に留めたことがなかったのですが(苦笑)、ちゃんと愛称が付けられていたそうです。

桜が植樹されたのが昭和59年。
私が小学生の時分に植えられたので、小さい時に川沿いに桜が咲いた記憶がなかったのは当然ですね。

植樹から10年経って、「釈迦堂川の桜」と命名されたそうです。
近くには、きちんと案内板もありました。

「釈迦堂川の桜」 の由来
釈迦堂川河畔の桜並木は、昭和59年10月市民植樹祭実行委員会が市制施行30周年記念行事 として桜の苗木を植栽したものである。
 この桜並木は市民に親しまれる市内でも有数の桜の名所となったので、 平成5年4月広く市民から 桜の愛称を募集し、 佐久間福子、川上竜太郎両氏が命名した 「釈迦堂川の桜 」と決まった。
 なお、 川上裕子氏の「しゃかどう川の桜」 が佳作として入選している。
 市制施行40周年を記念し、 末永く市民に親しまれる桜の名所として記念碑をここに建立する。
平成6年1月
須賀川市長 高木 博

さらに、過去には、$${^{*1}}$$国土交通省主催の手づくり郷土ふるさと賞を受賞しているとのこと。(平成4年受賞)

あまりにも身近すぎて特に意識したこともなかったのですが(苦笑)、釈迦堂川の桜植樹は、評価されていたのですね。

$${^{*1}}$$手づくり郷土賞とは?
日本の各地で、地域特有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な地域資源として見直し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりの事例が数多く生まれてきています。
「手づくり郷土賞」は、このような地域活動によって地域の魅力や個性を生み出している良質な社会資本とそれに関わった団体のご努力を表彰するものです。また、これらの好事例を広く紹介することで、各地で個性的で魅力ある郷土づくりに向けた取組が一層推進されることを目指しています。
「手づくり郷土賞」は昭和61年度に創設され、令和3年度で36回目の開催となる国土交通大臣表彰です。

出典:国土交通省HP


また、春の釈迦堂川は川幅いっぱいに「こいのぼり」が泳ぐのも、見どころです。
こいのぼりは有志の須賀川市民から寄贈されたものが中心。
釈迦堂川のこいのぼり掲揚は、1987(昭和62)年から毎年実施されているもので、元々は「こどもの日」に合わせたイベントでした。

月曜日は少し曇り空でしたが、思い思いにくつろいでいます。

また、釈迦堂川の堤防はサイクリングロードも兼ねており、「ふれあいロード」の愛称が付けられています。
他の季節でも、犬を連れた方などがよくお散歩されてますよ😊

青空に泳いでいなかったのが、残念!

学校帰りでしょうか。
女子高生の会話も弾んでいたようです。

夜になると、提灯の明かりが灯され、桜と共に明かりが川面に映えて幻想的な光景に。

夜桜の風景も、なかなかのものではないでしょうか。

翠ケ丘公園

釈迦堂川と並ぶ須賀川市街地のお花見スポットというと、こちら。
翠ケ丘みどりがおか公園です。

日本の都市公園100選に選ばれている公園であり、私も以前にnoteで取り上げたことがあります。

今回は、春の翠ケ丘公園の光景を。
こちらは12日に撮影しましたが、今年は花季が短く、あっという間に散り始めてしまいました。

公園内のフォトスポットである、「太鼓橋」。
散り始めているので、ちょっとした「花筏はないかだ」ですね。

また、この細い川が「須賀川」で、市名とも縁のある川です。

公園全体は、いくつかの小山から成り立っていて、その一角にある五老山は、11月第2土曜日に開催される「松明あかし」の会場でもあります。

公園内の梅林広場にて。
さすがに梅はほぼ散っていましたが、辛うじて、八重咲きの紅梅らしきものがまだ残っていました。
梅と桜のコラボレーションですね。

小山になっているので、街中にありながらも、ちょっとした山の桜を見ている気分が味わえます。

こちらは、つばきの広場から見た光景。
椿は開花時期が長いようですが、桜との共演もいいですね。

翠ケ丘公園の近くにあるショッピングセンターで所用を済ませ、再度夜の翠ケ丘公園へ戻ってきました。

流行り病前の賑やかさはないものの、公園の桜もライトアップされ、釈迦堂川とはまた違った趣があります。

太鼓橋の直ぐ側より撮影した1枚。
下記の写真は初秋ですが、随分と印象が変わりますよね。

そんなわけで、こちらは翠ケ丘公園の桜たちでした。
翠ケ丘公園は、市の木でもある赤松もたくさん植えられているなど、自然豊かな公園。
公園内を一通り散策するのも、また楽しいですよ😊

以上、今年の須賀川市内の桜前線レポートでした!

©k_maru027.2022


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