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夏期講習を思い出しながら~文法の話

もう、さすがに夏期講習という時期でもないですね^^;
俳句幼稚園仲間かつフォロワーさまのところでコメントを残してきて、思い出したついでに「文法」をネタにしてみました。

文法を塾で教える時期としては、定期テストか「夏期講習」が多いでしょうか。冬期講習の頃は、実戦モードでじっくり基礎をやっている時間はないですし。

ワタシ自身も、かつては「塾講師」をやっていた時期がありまして、その折に、なぜか中学生の「国語」を集中的に受け持たされたことがあります。
ええ、理由はわかっています。その塾は、講師陣が比較的「理系出身者」に偏っていたのが、ワタシがやたら国語を持たされた理由💦

国語を教えるのって、案外難しいのですよ。一応ロジカルな考え方に基づいた解法があるのですが、国語が得意な人に限って「何となく」解けてしまうことも多いので(私もその一人)、「筆者の主張をまとめよ」なんていう問題は、正解を納得してもらえないことも……。

そんな中で、比較的教えやすいのが「文法」or「古典」。
この辺りは苦手な生徒が多いのですが、教える側からすると、ロジカルに教えやすい分野でもあります。
一見とっつきにくいようですが、数学の公式と一緒で、ルールを覚えてしまえばかなりの確率で得点源にできるのですよ。

そこで、さらっと押さえておきたい文法用語を登場させてみました。
それほど難しい知識ではありません。中学生レベルです。

用言:単独で「述語」になれる品詞。具体的には、「動詞」「形容詞」「形容動詞」。
体言:ずばり「名詞」のこと。

活用のある言葉(動詞、形容詞、形容動詞、助動詞)のうち、それぞれ次の単語に連なる形のうち、用言に連なるものを「連用形」、体言に連なるものを「連体形」と呼びます。
これだけ覚えれば、取りあえずOK。

一例として。

問題:静かな
この場合の「静かな」は、何形でしょうか。



「静かな」の終止形→「静かだ(形容動詞)」
「夜」が名詞、すなわち体言なので、「静かな」は形容動詞「静かだ」の連体形とわかります。
極端な話、「静かだ」の品詞が形容動詞とわからなくても、「夜」が名詞と判別できれば解けます。

あとは、助動詞以外(助動詞は数が多い💦)は活用パターンが固定されているので、それらを一通り暗記してしまえば、結構文法問題は解けることが多いです。

古典文法も現代文法も考え方は一緒なので、後は辞書を引いたり、問題を解いたりして慣れていくのが一番!

とは言え、私も普段はあまり文法々々とは言わないのですけれどね。
うるせーよ!と言われそうで^^;
ですが俳句をやっていると、外部への投句の際には、やはり最低限の古典文法の知識は必須です。
審査員の先生方は、ちゃんと俳句のルールをチェックしていますし……。
そんなわけで、「文法」をネタにしてみました。


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