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Netflixが、共生社会を創り出す

Netflixで見たタイのJay-Faiレストランへ行ってみたいと思い、先日、タイ/バンコクを訪問しました。

朝10時頃に訪問すると60組目、4時間待ちでお店に入り、お店に入ると食事が出てくるまで45分。約5時間待って、ようやくNetflixで見たカニオムレツにありつけました。

Jay-Fai カニオムレツ 1,400バーツ(約6000円)

このカニオムレツだけで6,000円程。他にも麺類やご飯、ドリンクなども頼むため、それなりの客単価になるお店ですが、世界中から集まっている人々で大行列でした。お店を出た15時頃には行列の待ち番号が180番に至っていました。

古びた建物で、ドアもないため屋台のような雰囲気。にも関わらず、この客単価かつ客数で、インバウンド需要のため土日平日も関係なく行列です。これが年柄年中続いているとすると、1店舗の年商で6-7億円程になる計算です。すごいです。

隣に座っている方に、なぜ来たのか聞いてみると、私と同じく「Netflixで見て」とのこと。

日本のガイドブックやオンライン記事に載っている他店にも色々訪問してみましたが、ここまで大行列ができているお店はありませんでした。日本でもテレビに取り上げられるとすごい行列ができることもありますが、この客単価で大行列になることは少ないのかなと。

全世界の人が見て、動くことの影響力の大きさを感じました。

Netflixを契約していると、欧米や韓国などのドラマや映画を見る機会が飛躍的に増えます。たまに映画館に行き、ヒットした海外映画を見ていた時代とは比べものにならない程、海外の情報と接する機会が増えたと感じます。また、映画だけでなく、日常生活に紐づくドラマやドキュメンタリーを見ていると、前提となる法制度の違いや、物事の意思決定基準など、根底にある価値観の多様性を実感します。

映像だけでも価値観の多様性を感じながら、なおかつ今回のタイ旅行のように行動まで促され、現地では世界中の人と共有の話題に基づいて雑談ができる。このような体験の積み重ねが、10年20年と世界中で積み重なっていくと、世界中の相互理解が深まり、必然的に温かい共生社会になっていきそうだと実感しました。

私自身、学生時代からマイノリティでも生きていきやすい社会を作りたいと考え、民進党で出馬した際も「共生社会を実現したい」という思いを掲げていました。

今の会社でも、起業・独立へ踏み出すことをご支援することで、自分の価値観と会社の方針が合わずに会社組織で生きづらい人が、自分らしく生きていくお手伝いをしているつもりです。

ただ、Netflixのようなサービスでも、共生社会の世界観実現につながっていくのだと今回感じることができました。

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