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トレーニング

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ただただトレーニングの話し
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2022年3月の記事一覧

腓骨筋群のトレーニングの際に気をつけていること

先週からカーフレイズ中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況を調べる実験をスタートしました。 歩行動作とカーフレイズにおける長腓骨筋の活動状況が似ているということから、例えば捻挫グセがあって歩くことに不安がある方や高齢者で転倒予防のために歩行を安定させたいという方にもアプローチがしやすくなるのかなという意図があります。 ただ、これは前々からセッションをしている中で思っていたことですが、そもそも拇趾球荷重でカーフレイズができる人が思いのほか少ないということ。壁に手をつけずに自立での

カーフレイズ中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況を調べるための実験プロトコル(試案)

先日、カーフレイズ中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況について記事にあげて、被験者を募集してみたところ1日で7名の方から応募があり、すぐに募集をストップしました。 たくさんの応募ありがとうございます!3名ほどでやろうかなと思っていたので7名も集まってホッとしています。 ということで、これから細かいプロトコルを作成していくところです。先に決めておけというところではありますよね。もちろん大まかには決めてあります。 測定中に余計な時間をロスしないように、再測定がないように。そして

カーフレイズ動作中の足圧変化と長腓骨筋の活動状況

たまーになんですが、妻が足をひねってしまうことがあります。左足がちょっと内股気味で、その影響からか左足だけひっかかりやすいという話しをしていました。 たまたま、測定のために使う足圧計と筋電計が手元にあったので、即席でつま先立ち中の足圧変化と長腓骨筋の筋電を測定してみました。 測定としてはカーフレイズ動作と歩行中の蹴り出しにおける長腓骨筋の活動との関連という論文を参考にしています。 https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public

バドミントンの動作中に足圧がどんな変化をしているのか、体の使い方へのヒントを探る

先日、バドミントンの動作中における足圧の変化がどうなっているかを測定させていただきました。ご協力いただきました元日本代表の米倉さん、近藤さんありがとうございます。 近藤さんとも打ち合わせをした中で、こんなことがわかってきたら面白いですよねーというのが以下の内容です。 などなど。 結構専門的な部分もありつつ、他の競技にもつながることがたくさんあるよなと思いながら、とても面白かったのでまとめてみました。 ラケットなしありによる違いバドミントンだけでなく野球やテニスなど手に

¥300

トップで活躍していた方の身体感覚はやっぱり凄かった

My筋電計にMy足圧計がプラスされて、どこでも実験ができるようになりました。ご興味ありましたらお声かけください。 先日、トレーナー仲間の近藤さんにご紹介いただき、バドミントンの日本代表としてご活躍された米倉加奈子さんの実験に伺いました! 目的はバドミントンの動作中における足圧の変化を解明すること。これまで言われてきた「正しい」は本当に正しいのか、狙った目的と合っているのか、感覚的にやっていることは実際にできているのか。 私たちが指導している中で疑問に思うことってたくさん