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「100日後に死ぬワニ」の100日目

イラストレーターの「きくちゆうき」さんがTwitterで連載されていた4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。

シュールなイラストで、100日後にまさか死んでしまうとは夢にも思わないワニ(二足歩行の擬人化ワニ)の日常を描いた作品。

4コマの上に「1日目」「2日目」とタイトル。
バイト先での模様や自宅での様子など、何気ない日常が描かれ、4コマの下に、「死まであと○○日」とカウントダウン。

本日ついに100日目を迎えてしまったワニくん。投稿後30分で400,000リツイート、850,000いいねがついている。

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何気ない日常が、「あと何日で死んでしまう」という表現が加わるだけで、究極に切ない物語に変わる。

1日目から10日目くらいまでは、「あるある」が多くて、くすりと笑ってしまうのだが、日が経つにつれ、笑えなくなる。

「死まであと30日」、「死まであと20日」と記されると、日常が日常すぎるほどに胸が締め付けられる。

ワニくんの様子が、あまりに普段通り過ぎて、「そんなことに1日を使ってしまったのかよ!おまえ死ぬんだぞ!」と、伝えたくなるほどに感情移入してしまう。

いつしかワニくんに自分を投影し、今日という一日が「人生のたった一度の一日」であることに思い至らせてくれる。そんな作品である。

ちなみに、我が家の家訓は「最高の一日にしよう」。

明日自分が死んでしまう可能性はゼロではない以上、今日という一日を、「最高の一日」にするための行動を選択する。100日目の今日、改めて決心した。

創作意欲の支えになります!