読書会を初開催したら想像以上に有意義でした

世界一の書店はきっと世界一の読書体験を生む。

そんな仮説のもとに書店と読書にまつわる活動をあれこれ始めており、その一つの試みとして読書会を開催してみました。

参加者は気の合う4人で、以前仕事を一緒にしたことがある人や、他の勉強会などで出会った方など。

初対面ではないのですが、お互いに本を紹介し合うなんてなかなか恥ずかしいかなぁ・・・照れて話せないかなぁなんて思いましたが、かなり盛り上がりました。

読書会?

研究の一環で書店についてリサーチを続けているとたまに「読書会」という文字をみることが多くなって気になっていました。

本は読むけれども、読書会という存在を知ったのはここ最近です。

読書会と聞いて、「一人で読めばいいのでは・・・」と思いつつ、皆で読むとどういう化学反応が起きるのか気になりました。

読書会・・・せっかく集まったのに黙々とそれぞれ読むということ?

周りの人の読むスピードとか気になって、「あ、あの人もうあんなところまで読んでる・・・負けてると思ったら気になって内容が入ってこない!」みたいなことになりそうだなと思いましたが、全然違いました。

何をするものなのか調べてみると、大きく2通りの開催方法があるとのこと。

課題図書型の読書会

課題図書型の読書会は、その会の課題図書を決めて、その本に限って会が進行される形式。

どういった進行の会になるかはいくつかパターンがあります。

本の読み合わせをしていく

技術書などの場合に多く、「今日はこの章を読みます」という形式で指定された章をみんなで読み進めていきます。

時間を決めて黙々とみんなで読み、休憩時間になったらその内容の中で分からないところを質問し合ったりするという流れのようで、参加者全員が同じ内容を読んでいるので前提知識が共通していて話が早いというわけですね。

初級者の助けになる有意義な会ですね!

輪読する

専門書などの場合は、輪読する、なんていう事も行われるそうです。一冊の本を音読し、切りの良いところで次の人が音読するみたいです。確かに一人で読んでいると集中が切れたりするので、他の人に読んでもらうというのは、難解な本ほど助けになりますね。

課題図書に対して意見交換する

課題図書をその場で読むのではなく、読書済みのメンバーが集まってその内容について意見交換をするというパターンの会もあるようです。

1冊読むのに数時間かかる本などは、事前に読んでおいてそのテーマについて議論すると、内容がより定着して効率の良い読書体験になりますね。

ただ読んで終わり、だと記憶に定着しないので、何らかのアウトプット行動が伴う読書は自分の知識を深める良い機会です。

紹介型の読書会

紹介型の読書会という開催形式もあります。僕は今回、この形式で開催しました。

特定の課題図書を決めないということになりますが、内を決めないか、あるいはテーマを決めておくかが選択肢になりそうです。

例えば、恋愛小説、自己啓発の関する書籍、ビジネス本に絞るなど、同じ趣味嗜好の人が集まりやすい会にすることで集客も望めそうです。

何かこういった類の本が読みたいな、そう思って参加する人にはうってつけの会になりそうです。まさに本と出合うための会ですね。

今回、この形式で開催したのですが、テーマは特に決めませんでした。むしろ漫画でもOK!としてみたところ、知らなかったけど面白い漫画も紹介してもらったりして、自分では発見できなかっただろう作品との出会いがありました。

アジェンダは以下のように行いました。

・タイトルと著者
・著者はどんな人か紹介
・引用(どういったことが書いてある?)
・おすすめポイント
・ほかの参加者から順番に感想を言い合う

1冊あたり5~10分と見積もっていましたが、今回紹介された書籍は、小説や自己啓発系が多く、思い入れの多い書籍だったりするのでなかなか熱いトークになりました。

人生のバックボーンがあって、その中でその本との出会いがどういった意味があったのか、価値観にどう影響したのか、など、無限に語り合えそうだなという書籍ばかりでかなり楽しめました。

書籍のバトンリレー

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