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インフラエンジニア向けのディスク設計ポイント

ブログに3記事かけてインフラエンジニア向けのディスク容量設計をまとめました。

これはストレージのディスクから、OSのファイルシステム作成、さらには閾値監視までの中でオーバーヘッドの考え方がまとまって整理された記事がないなぁとおもってのことでした。

業務担当者はデータベース領域の設計に対して、増加率込みの実効容量しか要求しないので、結局のところディスクのオーバーヘッドを考慮したストレージ設計がされないというトラブルが多いためです。

実例で言えば、データ投入後にdf コマンドで容量を確認してみると、票領域作成した段階で、すでに閾値を越えて使用率90%になっていたりするという、構築中の驚愕トラブルが多発しているためです。

昔ながらのインフラエンジニアが関わっていればそんなこともないのですが、昨今開発側のセミスタック気味のエンジニアがやってしまうことが多く、容量設計に甘さがあります。

これは、クラウドやシンプロビジョニングが流行していることに起因すると思われます。オンプレミスのガッチガチのハード設計では、一度買ったストレージにRAIDを設定して、ボリュームを切って、クラスタに登録するための共有ボリュームを切って、ソフトウェアボリュームを切って、ファイルシステムを創ったら、当初のHDD容量から5重くらいにオーバーヘッドがかかり、べらんめぇ容量が減ります。

精緻にMB単位で容量を設計してボリュームを切ることも最近では機会が減っており、後々のトラブルの要因となることが散見されています。

少し悲しいなと思い、誰かしらレガシー技術の勉強として参考にしてもらえたらうれしいという想いでしたためました。

専門家以外は興味内かと思いますが、よろしければどうぞ。


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