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未来不確定性を操作することが可能か

0.002。

これは、1/500とも表せる数値。

確率とすると、ずいぶん低いように見えるが、脳は、この確率を操作することができる。

株式会社DAncing Einstein(ダンシング・アインシュタイン)代表の青砥瑞人さんによる、勇気をくれるプレゼンテーションだ。


未来不確定性にどう立ち向かうかは、経営、プロジェクト、すべてのビジネスにおいて避けられない。生きる上で未来に向かわない活動はないからだ。

人の脳には未来不確定性を歓迎する部位が存在するそうだ。(Rostrolateral prefrontal cortex (RLPFC) と言い、前頭葉に存在するらしい)


子供であれば先行きも分からない未来にワクワクするはずだ。親の庇護のもと、日々新しい世界で出来ることが増えていく彼らは、毎日が最高に楽しい一日だ。

一方、大人は、過去の経験と照らし合わせたり、危険を予測することで、何があるか分からない未来に抱く不安を増大する傾向にある。理論的に恐怖を想像できることから、予期せぬことが自分に不利益をもたらす可能性を考慮する。

例えば、いっそ未来は分からないのだから、何かに挑戦したときにある被害を被る確率も、大成功する確率もいずれも1/500としよう。

すると、その確率は自分の行動で変えられるということを前提におくといい。

1/1000にも1/50000にも出来るし、1/100に、1/10に、そして限りなく1/1に近づけていくこともできる。

無謀な挑戦も、周囲の全員に否定されたそのアイデアも、自分の行動次第で確率を操作することができる。

脳の、未来不確定性を歓迎する能力を全力で信じることで、自分の選択も信じることが出来るだろう。失敗しても、その先に何が得られるのか、自分自身の行動によって起こした、その未来の変化を楽しむ力が脳には備わっている。


新型コロナウイルス感染症の蔓延した今、1ヶ月先の世の中すら分からない。

日本では、緊急事態宣言が解除されるのか、解除して良いのか、第二波によってさらに感染者が再び増加するのか。半年、1年先も収束していないのか、など、専門家すら正確に予測することができない。


不謹慎ながら、この逆境を楽しむことも、絶望に嘆き続けることも、全ては自分の選択次第だと確信させてくれる、素敵なプレゼンテーションであった。

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