女性イラスト、Ai化粧直し/1
私は、昔からイラスト、それも特に女性イラストを描きたいと思っていました。私は映画が好きなので、映画のなかで女優さんたちが活き活きと演技しているようなイラストを描くのが夢でした。
本業をリタイアして、さぁこれから......と勇んで画材を手にしました。ところが、とたんに行き詰ってしまったのです。
考えて見れば当たり前の話でした。私は、一度も正式にイラストを学んだことがないのです。そんな人間がすいすい描けるほど、イラストは甘くありません。
イチから学ぶことも考えました。しかし、私は短気で、すぐに成果が出ないと飽きてしまう性格です。”基礎からコツコツ”は無理そう…...と悩んでいたときに、ツイ友(Ⅹ友)が、彼女が使ってみて使い勝手の良かったAiアプリを紹介してくれたのです。
言葉の指示(プロンプト)を与えればAiが美しいイラストを次々と生成してくれる! 私は嬉しくて夢中になりました。
ですが、しばらくして、何かが違うと感じ出しました。Aiが描いてくる女性たちは、私から見ると美し過ぎて遠い存在に感じられるのです。私は、自分が近所で出会うかもしれなくて、どことなく生活の匂いがするような女性を描きたいのだということに気づきました。
しかし、そういうニュアンスをプロンプトに込めて指示するのはめちゃくちゃ難しい。そこで、私は、下手でもいいから手描きのイラストを Image Guidance ( Source Image)としてAiに渡して、それにプロンプトを加えて化粧直ししてもらう方法に転換しました。この方法で3ヶ月ほど試行錯誤して、だいぶ勘がつかめてきたと思っています。
化粧直しの中にも、また色々な方法があるのですが、今回は、絵画の巨匠たちの画風に合わせて化粧直ししてもらうことにします。使用する画像生成Ai は Leonardo.Ai です。
まず、私の手描きオリジナルがこちらです。トレーシング・ペーパーの上に色鉛筆で描画・彩色し、それを画用紙の上に載せてスマホで写真撮影し、デジタル修正しています。ですから、厳密にいえば、《ハーフ・手描き+ハーフ・デジタル》です。これを4人の巨匠の画風を参照しながら化粧直ししてもらいます。
次の条件で化粧直ししてもらいます。
※使用する画像生成Ai = Leonardo. Ai
※Image Guidance (元画の生成画像への反映のさせ方)
=Image to Image(Leonardo.Ai のデフォルト)
※Strength = 0.5
(元画で生成を拘束する縛り0の強さ0.2 ~0.9幅)
※Prompt Detail
(参照する画家と絵画のタイプの指示)
=画家の名前, oil paint
まず、エゴン・シーㇾ風。
次に、クリムト風。
次が、ゴーギャン風。
最後がルノワール風です。
この4つの中では、私には、エゴン・シーㇾ風が、一番ピンとくる感じです。
今回はここまでとします。次回は、絵画の巨匠とは別の参照先を使った化粧直しを試してみたいと思います。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
こちらに続きます:
画像生成Ai については風景画でも実験をしていて、こちらの2つの記事を投稿しています。
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