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ウェラワットビーチ(スリランカ)

 アパートから3㎞のところにウェラワットビーチがあるというので、行ってみることにした。

 オフィスからはゴールロードという道をまっすぐなので迷うことはなさそうだ。ゴールロードは観光客がよく訪れる場所だそうだ。
 
 日本で例えると「青山通り」と言われているらしく、おしゃれなカフェやブティックが並んでいる。「スリランカ紅茶局」や「Barefoot」というカフェ兼雑貨屋さんが有名な場所だろう。寄り道をしたくなったが、ビーチと夕日をセットで見たかったので先を急いだ。
 
 40分ほどで到着した。少し曇ってはいたが、夕日とビーチを見て胸が熱くなった。ビーチでは、兄弟が遊んでいた。ほっこりした気持ちになったので2人の写真を撮った。


海辺で遊ぶ兄弟


 
 せっかく来たので、海を眺めていると。親子が隣に座った。
お父さんが話しかけてきた。お金くれっていう話をされるのかな。
「君はどこから来たんだい」
「日本です」
「とってもいい国だね」
「スリランカをたのしんでね」
すごくいい人だった。いまだに、ナイスな人かお金が欲しい人なのか判別がつかない。浜辺を歩いてみたくなったので席を立った。
 
 ビーチをしばらく歩いていると。ゴミがたくさんあることに気が付いた。スリランカで捨てられたものなのか。それとも漂流したゴミが流れついたのだろうか。当たり前だが、映像で見るよりも実際に目にした方が問題について実感できる。
 
 ゴミの周りにはたくさんのカラスが飛んでいた。人間にはゴミでも、カラスにとっては食料確保のひとつなのかもしれない。目線を変えると善悪も変わってしまうことがあるんだなと感じた。
 
 夕日も沈んだので、帰ることにした。行きは楽しかったが、帰りの3kmは長い。バスの乗り方がわからなかったから歩くしかない。
 
 歩いている人だかりができているのが見えた。そこを通過しようとしたら、笑顔のお兄さんがアイスを差し出してくれた。お金はいらないとの事。無料なのに、ナッツとフルーツゼリーが入っている。おかげで疲れも軽くなった。


無料のアイス


 
 歩いてよかったな~。

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