【ライブレポート】30歳中学生、ファミえんに行く(3)
6.感情吐き出して、今すぐ素直になれ
今回の話にAKB48は(以下略)。ファミえんとはそういうものだ、ということです。ここからが本編になります。
初っ端は『青春ゾンビィィズ』でした。聴いたことがない曲でした。それもそのはず、事前に公開されていたMVを見ていなかったからです。見ようと思って放置していたら、いつの間にかファミえん当日になっていました。
提供が『ハイタテキ』『紅の詩』と同じTAKUYAというだけのことはあり(後でFさんが教えてくれた)、名曲でした。初めて聴いた感動を現場で味わうことができた、と前向きに捉えることにします。
続いて『ラブリースマイリーベイビー』『ハイタテキ』。振りコピの練習をしたのですが、思うように体が動きませんでした。日頃の疲れがたまっていたようです。そういう時はおとなしく見ていた方が良かったのではないか、と後から思いました。『ラブリースマイリーベイビー』は個人的にファミえんの目玉の一つだったので、無念です。
次の目玉は『Family Complex』『Anytime, Anywhere』を挟んだ後でした。待ちに待ったイントロが聴こえました。『YELL』です。私が初めて聴いたエビ中の曲です。サムネイルに写った衣装に惹かれてMVを再生したことがそもそもの始まりです。それから、何度MVを見たか分かりません。いつの間にか振りコピができるようになってしまい、大学芸会でFさんを引かせてしまいました。しかしながら、今回は大学芸会のようにはいきませんでした。やはり、疲れていたことが原因です。
――こんなはずでは
苦々しさを感じました。
しかし、苦々しさは次の曲で吹き飛びました。『MISSION SURVIVOR』。イントロが始まるとほぼ同時に、この曲のために持参したマフラータオルを取り出しました。そして、周囲のファミリーと一緒に振り回しました。途中で水がかかりましたが(会場内には装置がいくつかあり、回転しながら水をまいていた)、気になりませんでした。むしろ、笑いがこみ上げてきました。ようやく本調子に戻りました。
『HOT UP』に触れないわけにはいきません。ファミえんの目玉の一つです(目玉がいくつあるんだ、という指摘はなしということで)。コールが楽しみな曲ではありましたが、コールがなくても熱気は周囲から十分に感じられました。
――これがファミえんか
圧倒されました。
『紅の詩』。おもちと言えばこの曲です。歌唱力を十二分に味わえました。もう聴けないかもしれない(12月16日のラストライブでは高確率で歌う……が、チケットを確保できるかは怪しい)と思うと、感慨深いです。右手の人差し指をタイミング良く突き上げられ時は嬉しかったです。
アンコール前のラストが『23回目のサマーナイト』でした。既に空は暗くなっていました。夏の夜に、しかも野外ライブの最後に歌うにはこれ以上ない曲です。
――あと何回、こんなサマーナイトを過ごせるだろう
少し切なくなりました。
アンコールの初っ端は『エビ中出席番号の歌 その3』。この日が初披露です。おもちとゆのぴ(小久保柚乃)のパートがツボでした。歌える期間は限られているのに、なぜか『中吉』(9月21日発売のアルバム)に収録されています。
『イヤフォン・ライオット』を挟んでの『永遠に中学生』。メジャーデビューよりも前の曲です。初期のエビ中の雰囲気を垣間見ることができました。もしかしたら、おもちの希望でセットリストに入れたのかもしれません。
締めくくりは『フレ!フレ!サイリウム』です。エモい。この一言に尽きます。歌い終わると同時に花火が打ち上がる演出に持っていかれました。花火のことは事前に知っていた(ファミえんの伝統)のですが、ライブの熱気の中で完全に忘れていました。忘れていたこともあり、感動も一層大きかったです。
こうして、初参戦のファミえんが終わりました。
帰りのバスでは疲れ切って抜け殻になっていました。
7.最後に
日常から離れた空間で何かに夢中になることは必要です。ファミえんに参戦して、強くそう思いました。
エビ中に興味がある、という方はぜひ足を運んでみてください。後悔することはないと思います。
セットリスト
青春ゾンビィィズ
ラブリースマイリーベイビー
ハイタテキ
Family Complex
Anytime, Anywhere
YELL
MISSION SURVIVOR
サドンデス
いい湯かな?
誘惑したいや
Bang Bang Beat
ハッピーエンドとそれから
ナチュメロらんでぶー
まっすぐ
トキメキ的週末論
HOT UP
紅の詩
新未来センセーション
シュガーグレーズ
宇宙は砂時計
23回目のサマーナイト
以下アンコール
エビ中出席番号の歌 その3
イヤフォン・ライオット
永遠に中学生
フレ!フレ!サイリウム
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