焼け石に "油" にならねばいいが

高騰するエネルギー。備蓄放出で温度を下げることはできるけれど、掛ける代物が油だと・・・何かが起こる気がしてしょうがないのです。

自由・資本主義国と対峙するエネルギー供給国は「備蓄が枯渇するまで待つ」戦術に出てくるのではと妄想している次第。

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敵対する相手を困らせる絶好のチャンス。また、仲間にエネルギー供給を増やせば、信頼関係は強固になる。

敵対諸国は「気候変動対策で脱石化」で市場をリードし、覇権を維持する戦略だが、脱石化の過渡期には「炭素系エネルギーがそれまで以上に価値を持つ」ことになる。

脱石化のルールを陣営内に敷き詰め、そのレールに乗らないモノは使わない世界。それがデファクトスタンダードになってしまえば、エネルギー供給国は疲弊する。国家の安全保障事案となる。レールを敷こうとする敵対国に対して、戦術として "エネルギーを武器にする" ことに躊躇はない。

脱石化の意義は認める。だが、自国の利益に反することはできない。だから、今は、利益のために敵国の備蓄を枯渇させる戦術をとる。

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自由・資本主義陣営は、陣営の中で石化燃料を増産することになるのか な。

世界を巻き込んだ "脱石化" の流れを止めてしまわないか な。

自陣営だけが利益を求められるルールを創ってはいないか な。

ぼくらは、なにかを感じ取っているはず。声に出さないでいいのか な。

#日経COMEMO #NIKKEI

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