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超妄想:新中〇共産党

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膨らむ大不況観測。共産党指導部は、新しい組織を立ち上げる。

新格付け院。当座、以下の課題格付けを発表した。
・返済率 格
・若者の雇用率 格
・気候変動対応 格

各々の格には、干支に沿った60種類が用意され、古来より伝えられている干支の意味と紐付ける。植物への連想(栄枯盛衰)をもとにした意味づけで、その格は存在しているモノゴトの現在の様子を示している。

格はぐるりと円を描き、栄枯盛衰を繰り返す。この円運動が無くなった時、モノゴトは死を迎える。

市場は、より豊かな状態を示す格をもとめて健全な競争を始める。ただ、格を授けるのは中〇共産党新格付け院。それを指導するのは中〇共産党最高指導部。

格競争が過熱を見せれば、格をさらに詳細に分け、水増し効果で価値を冷やす。格競争が低迷すれば、60を5グループに括り、格を得れば富が大きく動く仕掛けを施す。

西側に倣った経済構造を変える。それが新中〇共産党の党是となる。古来から伝わる中〇の世界観で価値付けを行い、その環境下で人民が健全な競争を行い国力を高めていく。それを統制するのが新中〇共産党である。

世の中の課題は加減する。古い課題は忘れ去られ格競争から脱落するが、類似の課題が頭をもたげれば、また、その格は復活する。大切に維持していれば、その価値は上がる可能性もある。当時の経験知が再評価されるのだ。

格は絶対的な信頼が必然。それを失えば新中〇共産党も死を迎える。格が格であり続けるために存在し続けなければならず、そのために存在の象徴が必要となる。

常に象徴が人民に現れ、人民は象徴に敬意を払いその揺らぎない永遠性に信頼を置く。

ある一人のリーダーがその象徴となった。当時の西側のあやまった価値観を粉砕し、わが人民が積み上げてきた五千年を超える確かな価値を復活させた英雄である。その血筋も人民により大切に受け継がれていく。成人になれば象徴として天命を受け、人民に尽くす。

秩序と仁道を重んじる儒教。象徴の下に新中〇共産党が統制を担い、国家運営の中で格付けが展開される。やがて、儒教を基にした国家運営は世界に広がり、新格付け院が発行する格が、世界の基軸格となっていった。

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通貨に栄枯盛衰のレッテルが付いてくる世界。格付けで価値が流通する世界。今と何も変わっていない妄想ですが、古来の世界観と儒教が現在と絡まるとどうなるか、そんな妄想をしてみました。

描けば、産業革命前の文明に戻ったような風景となりました。結局、ここ4~500年がいびつな文明だったのか。千年単位で鑑みれば、ゆがんだ文明に映ってしまう。それは、やはり、おかしい。いまが、とても良い世界。だが、それも、妄想か・・・。なにがなんだか、五里霧中で筆が進みました。

#日経COMEMO #NIKKEI

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