見出し画像

少子化と生産と報酬と消費と生活と、hell.hell.japan

生産が細る理由:少子化で生産人口が減る+省力化で人の関与が減る
報酬が細る理由:生産従事が細るので、直接的な報酬が減る
消費が細る理由:報酬が細るので、消費が減る
生活が細る理由:報酬が減り消費が減るため、生活向上を望めない
生産が細る理由:生活向上心が細るため、需要が減る

おぉぉぉ、何ということでしょう。減るしかない。これは、hell な japan ではないですか・・・。

おそらく、今後は政府が音頭を取って「産めよ増やせよ」とやんややんやとほめそやすのでしょうけれど、生産・報酬・消費・生活 が絡み合っているので、思うように生産人口は増えない。

医療・福祉改革で生存率が上がった日本では、元気な高齢者が割合として増えていきますが、その人たちへ斡旋する仕事がない・・・。ここでも、生産・報酬・消費・生活 が絡み合ってうまく回らない。(ここからは、妄想)*****

結局、日本は世界に先駆けて「人工子宮」を開発し、人工受精後から出産まで、母体の外側で完結する仕組みを導入することになりそうです。その前段階で、「細胞培養」関連の革新があるのです。2024年はその始動の年。食べるための細胞培養研究開発ではなく、脱少子化のための細胞培養革新(iPS細胞含む)。

人工授精が確立する際に存在した倫理問題。それを乗り越えた今、人工子宮による次世代産出も倫理問題をクリアしていくことでしょう。そうしなければ、日本は hell の中に引きずり込まれる。

そのころはニンゲン同士による生殖行為はほとんどおこなわれず、情報交換による融合がそれに置き換わります。融合した情報は、やがて、人工産出されたこどもへ徐々に移植(教育)され、10歳くらいになると、カップルの元へ届けられます。

こどもは、即座にカップルの愛しい存在となります。なぜなら、融合した情報を具現化させた生き物だからです。カップルの愛おしいと思うことをすべてやってのける。そのように移植された存在だからです。

人工産出世代はカップルの愛情をたっぷり受けて成長します。生物としての生殖器も成長しますが、直接的な生殖活動は行わず、ある年齢から同意を得たうえで「生殖バンク」へ生殖器ごと預けられます。

成人した人工産出世代は、互いに情報交換する中でカップルとしてつながります。カップルが10年以上つながっていれば、生殖バンクから人工子宮に移された生命が産出され育成されて、その子供が届けられる社会となっています。

残念ながら、10年を経過せずにカップル解消となれば、届けられるはずの子供はどうなるのか。そこは、人工知能が発達しているので、カップルが存在している前提で仮想の融合情報を10年かけて移植します。

カップルがいない人工産出世代も同じように、人工知能の愛情をたっぷり受けて成長し、カップルに育てられているのと同じ条件で成人します。やがて、生殖器を生殖バンクへ預けることになるのです。

カップルに育てられた人工産出世代をAグループ、人工知能に育てられた人工産出世代をΛグループと区分けすると、Λグループのアイデンティティは何に求めていけばよいのでしょう。

同じ条件であるのなら、「情報融合の塊」。AでもΛでも同じところにアイデンティティがあるということ。物理的な存在より、「移植された『情報融合の塊』が自身」であるということ。元はカップルの情報ですから、情報融合の塊 を分解し辿っていけば、自身の成り立ちが分かります。同時に物理的存在である遺伝子も遡っていきます。

「やがて、創造神にあえる」。人工産出世代は、その命を終えるときにアイデンティティを紐解き遡り、荘厳な宇宙の中で 「うまれてきてよかった」 と思うのです。

*****

子育て負担を徹底的になくした社会とは、こんな感じでしょうか。LGBTQにも対応できる。そして、なにより、「うまれてきてよかった」と思える次世代社会にしていく。

その想像力がなければ脱少子化は成功しないのではと、日本晴れの空に思うのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?