妄想:西側はついていけていない、ロシア戦争拡大

スバウキ回廊(Wikipedia参照):NATOの軍事計画立案者によって、国境地域は近隣のスヴァウキの町にちなんで名付けられた「スヴァウキ・ギャップ」や「スヴァウキ回廊」。兵站上重要となる補給路や回廊地帯を示す「ギャップ」と呼ばれており、NATO加盟国であるポーランドとバルト三国を結ぶ軍事上の要衝。

ここを、かのワグネルが進軍しようとしている。ロシア・カリーニングラード州とロシア同盟国ベラルーシを結ぶとすれば、NATOは何もしないというわけにはいかない。

西側市民に突き付けられた「ロシアの戦線拡大・直接対峙」に、どんな行動をするのであろうか。

(ここから、妄想)*****

ロシアは、黒海とバルト海の両方の海域を臨検域に抑えようとしている。同時にバルト三国の孤立化を狙い、旧ソ連領の回復を実行に移そうとしている。そして、スカンジナビア・フィンランド諸国に脅威を与え揺さぶりをかける。この戦線拡大は、ウクライナ侵攻後膠着状態を打破するためにロシアが慎重に練った戦略であろう。NATOとアメリカ合衆国の出方、もっと言えば西側の市民の反応を試しているといえる。

西側民主主義陣営は「戦争遂行派」と「戦争反対派」に分かれて身内で対峙することになる。
まとまらない西側の間隙を縫うように、一気にスバウキ回廊を手中に収める。この成功率が高まっていく。

西側の軍備は自国領域を護る分の確保が優先され、家中の同盟国や西側支持国や領域への援助は滞り始める。今ある危機に対応できる物量は急にはあしらえないのだ。

この状況を見て、中国も動き出す。世界同時に西側を揺さぶる挙に出る。西側市民はさらに混乱を極める。その混乱は経済を揺さぶる。そして、国政選挙が近い国々から政治の激震が起こり始める。

勢いがいいのは「主戦論者」の政治家でいわゆる極右に属する集団であろう。西側の主だった国々が右傾化する状況となっていく。その国々の最高指導者が集まって対ロシア戦略を練り上げる。

曰く、「西側のレッドラインは、スバウキ回廊に手を付けたとき」。無論、同盟国への軍事的(心理的)脅威に対して即座に反応することも申し合わせる。世界は一気に第三次世界大戦前夜へ引き込まれる。

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毎回、こんな妄想をしているのは、ほんとうに疲れます。note にたくさん書いたけれど、第三次世界大戦への危機感はどの妄想にも感じられ、どうにも、鳥肌がたってしようがないのです。西側と言われる市民は、どのように考えどこへ向かっていくのか。民主主義の揺れにだれしも混乱していく。そんな、妄想が止まらないのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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